奥三河の花祭りと中馬のひなまつり

 

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花祭りは鎌倉時代末期に奥三河に伝えられたという。太陽の力の復活を願って行われる霜月神楽の一種とされるこの祭りは 700年前は七日七夜もかけて130番もの舞が盛大に行われたが、現在は一日一夜に省略されている。何故花祭りという名 がついたかはいろいろ説がある。祭りは花宿の清め、神迎え、湯立て、宮人の舞、鬼の舞、翁の祝福、湯で清める湯ばやし、神 返しが休むことなく行われる。その間、太鼓と篠笛、皆はテーホエ テホヘと観客ははやす。