2007年12月15日(土)に開催された「業績発表会」の報告 | ||||||||||
日時 2007年12月15日(土) 13:30〜16:30 (受付開始:13:00) 会場 ウイルあいち 2階 特別会議室 プログラム 代表幹事挨拶 13:30〜13:35 発表1 13:40〜14:25 「落雷恐怖者のたわごと『雷はへそをめがけてやってくる』」 技術士(電気電子部門) 澤栗裕二氏 発表2 14:25〜15:10 「水質総量規制指定海域における環境省第5次水質総量規制効果の検証」 技術士補(水産部門) 鈴木千賀氏 休憩 15:10〜15:20 (ワークショップ準備) ワークショップ 15:20〜16:20 (2グループに分かれて) ワークショップ報告 16:20〜16:25 副代表幹事挨拶・連絡事項 16:25〜16:30 参加者数 26名 (内、愛知県技術士会非会員3名)
報告 澤栗裕二氏は雷の専門家として日本全国で活躍してみえます。今回のご講演、「落雷恐怖者のたわごと『雷はヘソをめがけてやってくる』」では、澤栗氏による放送送信所の避雷対策から、市中にある配電線における落雷対策、そして落雷から身を守る方法などに話が及びました。雷はヘソをめがけてやってくるのですが、そのヘソとは何か、そして何がヘソになるのかについても実例を交えて説明がありました。非常に面白い45分の発表時間があまりにも短く感じられました。 ワークショップでは、参加した会員から、澤栗氏に雷についての疑問が数多くぶつけられました。例えば、山の上に登ったとき、雷雲が下にあれば雷は下から上にくるのか? といった質問まで飛び出し、非常に興味深いものでした。
鈴木千賀氏は、愛知県技術士会の中でも数少ない女性の会員です。水産部門の技術士補ということで、この部門の技術士・技術士補も少なく、そういった部門の方のお話をお伺いする非常に貴重な機会となりました。鈴木氏は、自らが船に乗り込み、海洋汚染の調査をしておられます。その研究や業務の成果を元に、今回は「水質総量規制指定海域における環境省第5次水質総量規制効果の検証」ということで発表していただきました。 鈴木氏は、実際に船に乗って海洋調査を行っておられますが、ワークショップでは人工衛星を使った調査の方法についてのご紹介もいただきました。近年、地球環境の観測や、航空写真の代わりに衛星写真が使われることが多くなりました。衛星に搭載されるカメラの解像度も飛躍的に向上しました。以前は軍事目的にのみ使われていた情報が様々な分野で活用されるようになった結果、たとえば、赤潮の発生状況なども衛星から分かるようになりました。この情報を使えば、たとえば蠣の筏の近くで赤潮が発生した場合、どの程度筏を移動すれば良いかなども分かるようになりました。それらの情報は、無償で提供されるものもあります。
総括 アンケート結果から考えますと、全体として、このような形態の業績発表会は好評でした。今後も継続して、この形でやってゆき、運営方法なども改善してゆければと思います。 今回は懇親会の会場確保ができませんでしたので、懇親会は行いませんでした。アンケートの結果からは、懇親会は必要ないという方と、懇親会は簡単でもやるべきだという方が半々で、今後さらなる検討が必要であるということが分かりました。ケータリングの利用の場合、担当幹事が2名のときはその負荷が大きいという問題があります。一方、別の会場で懇親会を行う場合、費用が大きいという問題もあります。懇親会の問題は、会場確保の問題とも関係しており、難しい部分があります。この問題については、今後さらに研究をしてゆく必要があると思います。 今回は、段取り上の問題が少し、多少スタートが遅れたりした部分がありますが、今後はそういった部分の改善をしてゆきたいと考えます。 講演本数については、2006年度が3本、2007年度が2本でしたが、ワークショップを行う場合、2本くらいが妥当であるということではないかと思われます。 ご参加の皆様、ご協力をいただいた皆様には心より御礼申し上げます。 また、澤栗裕二様、鈴木千賀様にはご講演どうもありがとうございました。 (文責 : 第4回例会担当幹事 橋本英樹) |