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 2013年8月24日(土)に開催された「講演会」の報告

1.講演会の概要
 2013 年8 月24 日(土)の14 時から17 時30 分まで、名古屋市中村区名駅の花車ビル北館で愛知県技術士会の2013 年度第2回例会「講演会」を開催し、30 名の参加がありました。代表幹事による挨拶のあと、環境省中部環境パートナーシップオフィス チーフプロデユサーの新海洋子様による講演があり、演題は「持続可能な社会をつくる人づくり」でした。その後に技術交流会が開催され、約20 名の参加で、講演会の内容などについて議論が活発に行われ、懇親を深めました。

2.講演会の内容
 講演は以下のような内容で行われました。
 @持続発展教育(ESD)に関するユネスコ世界会議の予定
 Aなぜ「ESD」が必要なのか、なぜ「持続可能な社会をつくる人づくり」が必要なのか
 B「持続不可能」このままではいけない社会現象・社会課題とは
 C深刻化する地球環境問題と生態系、「世界がもし100 人の村だったら」などの資源分布問題
 Dこの地球、この世界で生き抜くために ずっと一緒に 生き続けるためにESD教育が必要
 E「ESD」の歴史
 F「ESD」が、持続可能な社会に必要な概念である理由
 G持続可能な社会を実現するために、「持続可能な社会をつくる人材」が必要であること
 H持続可能な社会をつくる技術士とは
 I私が考える「ESD」、私が必要だと思う力、未来をつくる力
 J環境教育に求められる力、VE構造からの脱却 など
 特に、「ESD」は、将来の世代が自らのニーズを充足する能力を損なうことなく、現在の世代の欲求を満たす発展であることや、持続可能な社会を模索するにあたり、シナリオはひとつではないこと(幾通りもの方法がある)、プロセスの多様性を大切にする、「考え、追求する楽しさ」を知ることの重要性を強調されました。講演終了後は活発な質疑応答がなされ、交流会にも出席いただきました。


担当幹事 : 岡本利朗、水野朝夫、