HACCPワーキンググループの活動記録
(本活動は日本技術士会中部本部愛知県支部に移管しました)




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 HACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point) とは、食品の製造・加工工程のあらゆる段階で発生するおそれのある微生物汚染などの危害をあらかじめ分析(Hazard Analysis) し、その結果に基づいて、製造工程のどの段階でどのような対策を講じればより安全な製品を得ることができるかという重要管理点( Critical Control Point) を定め、これを連続的に監視することにより製品の安全を確保する衛生 管理の手法です。この手法は 国連の国連食糧農業機関(FAO)と世界保健機関(WHO)の合同機関である食品規格 (コーデックス) 委員会から発表され、各国にその採用を推奨している国際的に認められたものです。

 愛知県技術士会の「HACCP ワーキンググループ」は食の安全をテーマに討論を続けてきました。


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2015年度(4〜9月)の「HACCP ワーキンググループ」の活動計画


 HACCPワーキンググループは、HACCPなど食品安全に関する知識を中核として、中小食品企業への技術支援など、広くなんらかの形で食品産業と、この品質・安全管理に関心を持つメンバーの学習の場である。最近、マスコミなどで取り上げられている異物混入事件や食品偽装問題など、今後とも具体的な食品衛生や品質管理技術を取り上げて議論する。食品をめぐる話題は、広い範囲の情報を持ち寄って議論することとする。
 ホームページを通して専門家と一般人の架け橋となるような技術相談窓口を設け、情報提供することを試みる。


1.2015年度(4〜9月)の活動計画

1)外部への情報発信と双方向型の交流を目指し、HACCPワーキンググループのホームページを充実させる。
 @HACCPワーキンググル-プのホームページを設け、直近の会議の議事録(一部)、レポート(会議での討議結果、最新動向、規格解説、技術解説、法令制度、事故情報、食文化など)、広報(セミナー開催予告、電子出版広報など)、Q&A、相談窓口などを掲載する。また、データストレージシステムを導入し、議事録や資料などデータはホームページ上の会員ページで管理する。
 Aメーリングリスト制度を見直す。

2)電子書籍化のためのコンテンツと公開方法を検討する。
 電子書籍化のためのコンテンツはホームページ上にに掲載して整理する。「誰をターゲットにしたコンテンツか?」を十分に検討し、「食品の品質と安全を考える」(仮称)を、HACCPワーキンググループ単独発行のひとつの案として考える。

3)食品やHACCP関連動向報告と討議を行う。(各自情報を持ち寄る)
 食の安全・安心・偽装などに関する問題点、対策などに関する情報収集と検討、HACCP、ISO22000などの審査・認証関連情報の収集・検討を行う。


2.定例会議とスケジュール
 下表のように、毎月第2土曜日の10:00〜12:00に花車ビル北館地下2階会議室で定例会議を開催する。
定例会 開催日(曜日)
2015年4月 173回 11日 (土)
2015年5月 174回 9日 (土)
2015年6月 175回 13日 (土)
2015年7月 176回 11日 (土)
2015年8月 休み
2015年9月 177回 5日 (土)


   (世話役 : 長谷川欽一、本堀雷太)


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2014年度の「HACCP ワーキンググループ」の活動報告


1.2014年度の活動概要
 第162回(2014年4月11日)から毎月約1回のペースで(2014年8月は休み)、172回(2015年3月14日)まで、研究会・セミナーを11回開催した。
 ワーキンググループ設置より、約15年が経過した。
 出席者は毎回5〜9名程度で、技術士以外の参加者もあり、毎回活発な議論がなされた。

2.2014年度の活動詳細
1) HACCPと食品安全をめぐる動向報告と討議
 毎回各メンバーから新聞・雑誌・その他からの情報提供があり、食品問題に関連する報告と討議を行った。そのテーマ・話題の一部を下記にまとめた。
 @食品異物混入、食品表示偽装、食品機能表示基準、残留農薬問題
 ATPP(Trans-Pacific Partnership)の動向
 B昆虫の食品原料使用
 Cお酒やお茶の種類と試飲会
 D食の安全 ・・・ 食も含め安全衛生管理をテーマとして、花井建夫と長谷川欽一が外部執筆者含めた9名で、日刊工業新聞社刊行の月刊誌「工場管理」(2014年10月臨時増刊号)の「第4章 危険に気づく人づくり」を執筆しした。

2) 見学会の開催
 2014年8月27日に、名古屋市内の仕出し屋「八百彦本店」を、調理場や配膳室などの食品衛生管理の実態調査検討の目的で見学し、15名が参加した。(犬丸晋氏の紹介)。 
10:00      八百彦本店1階玄関集合
10:05〜11:00 工場見学
11:00〜11:45 責任者挨拶、会社概要説明
11:45〜13:00 昼食をとりながら、質疑応答
13:00      解散

3) セミナーの開催
 2014年12月20日開催の日本技術士会中部本部ETの会で、本堀雷太が「お茶の話と食品香料(フレーバー)について」を、長谷川欽一が「食品の毒物・異物混入事故と偽装問題について」を発表した。


   (世話役 : 長谷川欽一、本堀雷太)


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2013年度の「HACCP ワーキンググループ」の活動報告


1.2013年度の活動概要
 第151回(2013年4月13日)から毎月1回のペースで(2013年8月は休み)、161回(2014年3月8日)まで、研究会・セミナーを11回開催した。
 ワーキンググループ設置より、約14年が経過した。
 出席者は毎回4〜9名程度で、技術士以外の参加者もあり、毎回活発な議論がなされた。

2.2013年度の活動詳細
1)HACCPと食品をめぐる動向報告と討議
 毎回各メンバーから、新聞・雑誌・その他からの情報提供があり、食品問題に関連する報告と討議を行った。そのテーマ・話題の一部を下記にまとめた。
 @表示偽装
 A残留農薬問題
 B食品表示
 C植物工場
 Dお茶の種類と試飲会
 E昆虫食文化
 F食の安全

2)見学会の開催
 予定していたが、実施できなかった。

3)セミナーの開催
 一般公開の食をめぐるワーキングショップを計画していたが、実施できなかった。


   (世話役 : 長谷川欽一、本堀雷太)


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