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メアリ1世

メアリ1世 有名なカクテルに「ブラッディ・メアリ」があります。トマト・ジュースを使った血のように赤いこのカクテルには、イギリスに実在した血塗られた女王の話がついてまわります。メアリ1世はヘンリー8世と最初の王妃キャサリン・オブ・アラゴンの娘として生まれました。父ヘンリー8世は男子誕生を望んでいたこと、ヘンリー8世の離婚、再婚などにより、王位継承権を剥奪され、さらに異母妹のエリザベス(後のエリザベス1世)が生まれると、メアリは庶子として扱われるようになりました。その後ヘンリー8世の6番目の王妃であるキャサリン・パーの取り計らいで、王女の身分を取り戻しました。異母弟のエドワード6世が1553年に死亡すると、メアリは、メアリ1世としてイングランドとアイルランドの女王(在位1553-1558)となり王位を継承しました。

1554年にメアリ1世は周囲の反対を押し切り、11歳年下のスペイン王子フェリペと結婚しています。この後、メアリ1世はプロテスタントを弾圧するのですが、フェリペが異教徒などには君臨したくないと言ったのが原因だという説があります。この後、メアリ1世は異端取締法を制定し、プロテスタントの指導者を次々と処刑していき、メアリ1世が死去するまでに283人あまりの新教徒が処刑されたと言われています。最初の処刑が行われたのは1555年2月のことで、犠牲になったのはスミスフィールドというプロテスタントの僧侶でした。スミスフィールドは、妻子の前で火刑に処せられました。プロテスタント弾圧を重ねた彼女を後の人は、「血塗られたメアリ=ブラッディ・メアリ」と呼びました。

 
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