ネルソンの血とは、ラムの持つ異名です。ラムがネルソンの血と呼ばれるようになったのには、ホレーショ・ネルソンというイギリスの英雄的な提督にまつわる逸話が関係しています。1803年からイギリスとフランスはナポレオン戦争に突入しました。ナポレオン戦争という名前が示すとおり、これはイギリスとフランスのナポレオン・ボナパルトとの戦いでした。ナポレオンは、フランスとその支配下にあったスペインの艦隊をまとめ、イギリスへの進出を開始しました。これに対してイギリスはネルソンを提督とする艦隊でフランス、スペイン連合軍を迎え撃ちました。1805年10月21日に両軍はトラファルガーの海戦で衝突し、ネルソン率いるイギリス軍が完勝しましたが、ネルソンは敵の銃弾を受け戦死しました。ネルソンの遺体は腐敗防止のために、ラムが詰まった樽に入れられました。しかし、イギリスに到着するとその樽に入っていたラムはなくなっていました。ネルソンの勇気と偉業にあやかろうとした水兵が、中のラムを飲んでしまったらしいです。こうして、「ラム」は「ネルソンの血」と呼ばれるようになりました。