スタジオへ遊びに行こう!
 
 

サテライトスタジオや公開番組はもちろん、最近では気軽に立ち寄れて見学も自由の
コミュニティFMも増えています。
状況が許せば、DJやパーソナリティーと直接会って会話をしたり、記念写真を撮ったりって事もできます。
それがゆえに、特に注意が必要なのがスタジオへの訪問です。
 

1.まず何よりも一般常識が肝心
  僕だけかもしれませんが、どうも勘違いされがちなのが、スタジオで僕たちは遊んでると本当に思ってる人が存在する事です。
  確かに「遊んでる!」なんて事をよく言いますし、番組の内容からそう思われても仕方ないんですが、あれでも一応仕事なんです。
  突然ですが、一般的に誰かの職場を訪ねる時にはアポをとりますよね、実は放送局も同様なんです。
  リスナーの方は僕たちDJにとっては、最も大切なお客様です、いきなりいらっしゃられたら心の準備もできませんし、
  ゆっくりお話しする時間も作れません。  
  何よりも事前に連絡をおとり下さい。そしてDJまたはスタッフからの返答を受けてから、訪問した方が良いでしょう。
  (僕は必ず返答をしていますが、返答しない番組もあります・・・というよりも多いかも)
  FAXや留守電で、一方的に「行きます」ってのは×ですよ。

ただ、ちょっと通りかかったから、一瞬スタジオを覗く・・・なんては場合は別です。
ある程度長時間スタジオまたは周辺にいらっしゃる場合です。

2.訪問もホドホドが肝心
  先の項にもありましたように、大切なお客様であるリスナーの方々がお越しになると、実は放送の業務以上に気を使います。
  感覚で言いますと、「配偶者または恋人の親とか親戚が職場に来た」状況に似ています、
  とても気を使わなければならない相手である上に、仕事はしなきゃいけない。
  ですから、あまり長時間の訪問や毎回の訪問は控えた方が良いと思います。
  僕個人の場合は頻度はせいぜい月に1回程度、時間は30分位でしょうか、それを超えるとちょっとツライですね。
  「あの人また来てるよ」「ずっといるのかなぁ」って思われたら損ですよ!

これも@と同様に、毎回でもちょっと立ち寄るだけなら歓迎されるんですが・・・
 

3.差し入れは結構です
  差し入れをもらえれば、正直なところ嬉しいです。
  ですけど、そんなお気はつかわないで下さい、一番嬉しいのは日頃のリクエストやメッセージです。
  スタジオに遊びにいらっしゃる方の多くが、普段から熱心に参加して下さっている、有り難いリスナーさんです。
  それだけで、ぼくたちはいつも十分なお土産を頂いてる訳です。
  もし何かを・・・とお考えならば、メッセージやリクエストをメモ用紙にでもお書きの上お持ち下さい。

4.こんな会話はやめた方がいいかも
リスナーの方同志、何人かで局にいらっしゃる事が多いのですが、そんな時に、特に気になる事をひとつ。
いわゆる「楽屋雀」といわれる会話をする方が時々おられます。
つまり、放送業界の事や関係者をいかにもよく知ってると言いたげに
「○○局の××ディレクターはこんな人だ」とか、「△△局のあの番組はもうすぐ打ち切りらしいよ、裏ではさぁ・・・」
たいていは半分位は悪口だったりするんですよ。
おそらく一緒にいらっしゃったリスナーの皆さんも、あまりいい気持ちではないと思いますが。
われわれも当然、気分がいいとは言えません。
「他局では、僕の事もこうやって言ってるんだろうな」と考えてしまう事もあります。
「なんで僕が知らない事まで知ってるの?」っていうやっかみもあるんですけどね。

 5.放送が第一です
わざわざお越し下さってる訳ですから、こちらとしても特別扱いしたいと思います
ですが、ラジオから聞こえているのがわれわれの仕事です。
ここはグッとこらえて、放送の業務を優先させて頂くようにしています。
普通にラジオをお聞きの方々は、どなたが遊びに来ていようと関係ないんですよね。
 

 6.お願い
これは一般的な事ではないんですが・・・
たまたま僕が番組を持たせて頂いている放送局では
リスナーの皆さんからのメッセージやリクエストが届くFAX機が
スタジオの外にあります。
時々、番組に届くFAXをご覧になられる方がおられますが、
個人の電話番号やご住所などのプライバシー情報がありますので
ご遠慮頂きますようお願いいたします。
(本当はそんな場所にFAX機を置いてある事が問題なんですが・・・)
 

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