ここ数年、全国に「コミュニティＦＭ」といわれる小規模なＦＭ局が続々と開局しています
人件費の問題で多くのスタッフを抱えられないことも手伝って、ワンマンＤＪはかなり増えています

ＤＪ康平は、コミュニティＦＭだけでなく、従来の放送局でも(専門的には｢県域局｣と言います)
数年前からワンマンＤＪとして活動してきました

全国のワンマンＤＪたちへの声援をお願いします

ディスクジョッキーという言葉自体にＣＤ(言葉ができた当時はアナログのレコード)を操作する人という意味ですので
元来、<ＤＪ＝ワンマン>だった筈です、しかし近年番組作りも複雑になったため、何人かのスタッフが携わるようになり
差別化を計るためにあえて「ワンマンＤＪ」という不思議な表現が生まれたんだと思います

<リスナーとの距離が近い>
番組にはリスナーからのメッセージやリクエストなどのＦＡＸや葉書が届きます、
通常の番組はディレクターが一旦ＦＡＸ等に目を通して、それからＤＪに渡します。
ワンマンの場合は、ＦＡＸ機に届いているメッセージをＤＪ自身が直接取りに行きますので、
リスナーが届けたい相手(もちろんＤＪ)に確実に、そして速く届きます
【これに関してＤＪ康平は･･･】
中傷とかご批判のＦＡＸなどもすべて自分の手元に来るので、時々辛い事もありますけどね
 

<リスナーと１対１の番組作り>
テレビと違いラジオの場合は自分の部屋や車でおひとりで聞いて下さる方が多いと思います
ワンマンＤＪも文字どおり、ひとりぼっちでスタジオにいます
リスナーの気持ちや状況を理解しやすい立場にいるのがワンマンＤＪです
【これに関してＤＪ康平は･･･】
毎週のようにメッセージをくれていたリスナーが、急にメッセージをくれなくなると
変に心配になったりするんです。ただ単につまんないから聞かなくなっただけかもしれませんけどね。
 

<好き放題な番組>
通常の番組はディレクターを中心として、スタッフの意見を踏まえつつ番組が進行します。
どのメッセージを紹介し、どのリクエストを採用するか、また時間配分など
番組制作チームとしての作業となります
しかしワンマン番組の場合は、何もかもひとり
このあとどのように番組を進めていくのかも自分の考えひとつで決められます
それだけにワンマンＤＪ自身の力量が問われます
【これに関してＤＪ康平は･･･】
僕の場合、企画から自分でやってますので、本当に好き放題やらせて貰ってます。ありがたい事です
 

<音とのタイミングが合せやすい>
通常の番組の場合、ＤＪとスタッフの息がどれだけピッタリ合うかが問題となります
ジングルや曲出しのタイミング、それに絡めたトークのタイミング等がバラバラでは良い番組はできません
番組毎に独自の合図(キュー)を決めたり、専用のライン(トークバック)で打ち合わせをしますが
絶妙なタイミングというのは、なかなか難しいものです
ワンマンＤＪなら自分自身のタイミングで喋りはもちろん、すべての機械操作をしますので
変な間があいたり、逆に詰まり過ぎたりということが少ないのです
「息の合わないスタッフが何人も集まるより、優秀なワンマンＤＪの方が良い番組が出来る」
なんて事を言ってくれるプロデューサーもいます
【これに関してＤＪ康平は･･･】
お互いに気を使って、変に疲れるよりもワンマンは気楽で好きです。喋りたい時に喋れるし･･･

<打ち合わせ不要>
通常の番組では「キューシート」と呼ばれる進行表をディレクターが作成し
本番前には他のスタッフも交えてＤＪによる打ち合わせが行われます
この打ち合わせでは、キューシートを元にディレクターの演出意図や
番組全体や各コーナーの内容をＤＪに説明し、お互いに番組の方向性等を確認します
(場合によっては好きじゃない曲が選ばれていたり、本意でない事を言わされたりする)
ワンマンＤＪの場合はキューシートは、完全な白紙の状態からすべて番組を作成します
ですから打ち合わせは不要なんです(･･･と言っても打ち合わせする相手もいませんが)
【これに関してＤＪ康平は･･･】
本番中に急に予定と違う事をしたい時って、普通はその場でスタッフと打ち合わせしなきゃいけないんです
そんな時こそ「今ここで」っていう一瞬のタイミングが必要なんですよ
打ち合わせなんてしてたら、タイミングを逸してしまいますよ