山小屋を造るに当たっての、1番ほしいものの1つに薪ストーブがありました。

 設置した経験も何も無いので、簡単に施工できて、木酢の処理ができる構造のものを八ヶ岳、白樺湖などにある山小屋の薪ストーブの煙突をいろいろ見て回り、最後に高原近くのストーブ販売店の煙突を見本に作りました。
 

薪ストーブ略図
 
  • 1重煙突で部屋の中はそのまま煙突、ストーブの熱を積極的に放射させ、部屋の暖房効果を上げる
  • 壁は、めがね石で断熱する
  • 外の1重煙突は,積極的に外気にさらして気化しているタール、木酢などを冷却して回収し、エンビパイプから側溝に流す

 2重煙突は、断熱材が入っているため気化しているタール、木酢などをそのまま大気中に逃がすため、熱が放出される場所は、ほとんどストーブ本体となる

 2重煙突は、1重煙突と比べると高価であるため、1重煙突を基本においてつくりました
 


ストーブ販売店の煙突
1重煙突で一番下が漏斗(じょうご)になっていて、木酢が雨どいとくっ付いて排出されるようになっています。
このストーブ販売店は、最近、新社屋を建設され、この場所から北の方向に移転しています。
 現在は取り外されています。




蛭が野の民家のストーブ煙突
木酢がたれるので、下にバケツが置いてあります
156号線沿いに有る民家の煙突

木酢の処理がされている


夢創山荘の煙突

ストーブ屋さんの煙突を真似て作りました

木酢は、下のパイプから地中を通ってU字溝に排出されます
私の薪ストーブは、1600  です