絞り

初心者の方はいきなり全部覚えるのは難しいと思います。、
   時折読み返してみるといつか「ああ、そういうことか!」という日が必ず来ます。焦らずに・・・。

用語解説
「開放絞り」:使用レンズの絞り値が最も小さい状態。
         f2.8のレンズであればf2.8が開放

「絞る」:一般的にf8以上。

絞りとボケの関係
・開放絞りに近づくほどボケが大きくなる。
    =ピントの合っている範囲が狭くなる。
・ボケ量は望遠になるほどボケやすく広角になるほどボケにくい、
・被写体に近づくほどボケ易い。

 数多く撮影すれば感覚的にわかるようになるかと思います。
 (上記で言うボケはピントのあっていない部分の話であって
  ポンボケとは次元の異なる話ですので注意!)

下記を見ていただくと開放ではピントがあっている範囲が狭く、
f8ではピントがあっている範囲が広いのがわかるかと思います。

開放で撮影

f8で撮影


絞りとシャッタースピードの関係
・絞れば絞るほどシャッタースピードは遅くなる。
 例えば、集合写真などで後ろの人がボケてしまわない様に絞り込んだとします。
 すると、シャッタースピードは遅くなりますので手ブレ(*1)がおきないよう
 三脚を使う等対策が必要になります。
   (*1)一般的に1/焦点距離よりシャッタースピードが遅いと手ブレを起こします。
       300mmで撮影していれば1/300までとなります。
       (個人差がありますので目安と考えてください)


その他
・一般的に開放では写りが良くないレンズが多いので、1段〜2段絞ると改善します。
 (開放f2.8のレンズをf4で撮影したものと開放f4のレンズでf4で撮影したものでは
  レンズの個体差を無視すればf2.8のレンズのが写りが良いといえます。
  f4のレンズも絞れば改善しますが、ボケ量に違いが出ますから明るいレンズほど
  有利というわけです。)
・通常、プレビューボタン(絞込みボタン)を押さない限りファインダーには開放が見えています。
 明るいレンズを使うとファインダーも明るくなり見やすい利点もあります。

簡単に説明するとこんなところでしょうか?
絞りをいろいろ変えて撮影してみるのが理解の早道だと思います。
特にデジタルではすぐに結果がわかりますので理解は早いと思います。


(多分)開放f2.8で撮影