四代目編
「四代目ぇ、清麿が仕事を全て終わらせるまでは、口をきかないと言ってきたのだ」
「キヨマロ、クチ、キカナイ」
「ウヌウ。目を合わせてくれぬのだぞ」
「メ、アワセナイ」
「ウヌ。清麿は鬼のように恐ろしいときがあるのだ」
「キヨマロ、オニ、オソロシイ」
「昔ものう、人間の皮を被った悪魔ではないかと思うようなことが多々あったのだ」
「ニンゲン、アクマ」
「…しかし、そういう真面目なところが、何とも言えず可愛いのだが…」
「ガーッシュ!!!何をこんなところで油売ってやがる!」
「き、清麿っ?」
「んな暇があるなら、書類の一枚でも…。ん?四代目」
「キヨマロ、オニ、アクマ、オソロシイ」
「……ガッシュ?」
「い、いや、これは、その、四代目が勝手に覚えて」
「覚えさせたわけだな?お前が」
「いや、それが、その」
「キヨマロ、カワイイ。キヨマロ、スキ」
「…………」
「…………」
私の設定で、清麿の製作した四代目は、音声を一部認識し、復唱する機能があります。
録音機能ではありません。時折、言った覚えのない言葉を発することもありますが…その回路につきましては、清麿とDr.M2のみぞ知る、であります。