新四国巡拝開始
H.11.5.11

 家内と二人で新四国八十八ヶ所巡拝スタート、5月2日、第14番札所円通寺まで巡拝してきました。時はまさにゴールデンウイーク、国民大移動の真っ最中。一年中ゴールデンウイークの身になった私たちが選りによってこんな時に出掛けなくてもと家内は不服そうでしたが、こんな時だからこそ出掛けたくなるのが人情と言うもの。
第6番札所常福寺にて  おそらく道路が混雑するだろうと、鳥8時に家を出た。平日は8時に起床する私が8時に家を出るということはたいへんな努力と決断を要することだ。連休とは言え今日は日曜日、高速道路を通って行けば1時間もあれば最初のお寺に着くだろうと思っていたが、高速道路入口の電光掲示板には「大高出口13キロ渋滞」の文字。それほど長くない名古屋市都市高速で13キロ渋滞といえば全く動いていないに等しい状況だ。急遽一般道路に切り替えたが、一般道路も結構混雑。名古屋市内を通り過ぎるのに2時間半近く掛かってしまい、最初のお寺に着いたのは11時近くだった。それでも巡拝コースは今までの混雑が嘘のように空いていた。あの渋滞の原因を作っていた人たちは何処へ行ってしまったのだろうか。そう言えば、私たちの回りに居る人は皆私と同年輩と思われる夫婦連ればかりだった。
 「四国八十八ヶ所」と言っても馴染みの無い方もあると思いますが、「四国八十八ヶ所」を「四国」と呼ぶのに対して付けられた呼び名で、「知多四国八十八ヶ所」とも呼ばれています。弘法大師ゆかりの地である愛知県知多半島で、1ヶ寺を1札所に定め、それぞれに四国霊場(四国八十八ヶ所)の砂と弘法大師の尊像が祀られています。現在は番外10ヶ寺と結願寺を含め九十九ヶ寺が巡礼の札所になっています。
 「新四国八十八ヶ所」については、地元のシニアネット(My−skit)が「写真で巡る知多四国八十八ヶ所」 と題して詳しくレポートしていますので、興味のある方は是非読んで下さい。(色の変わった文字をクリックすれば見ることが出来ます。)
 第6番札所常福寺の参拝を終わったころ昼になったので昼食を摂ることにした。以前の経験から家内はおにぎりを作って持って来ていた。以前の経験というのは、西国三十三ヶ所を巡拝した時のことである。巡礼は、行楽と違ってお寺参りが主目的なので、巡拝行程と昼食時間がなかなか上手くマッチしない。昼食事間に適当な食堂が無かったり、山の中の参道を歩いていたり(参道と言っても、茶店一軒無い急な山道を1時間以上登らなければならない所もある)、ある時は先を急ぐために昼食を摂る時間が無かったり。こんな経験を数度してから、家内は必ずおにぎりを持ってくるようになった。おにぎりなら、其の時々の都合で何処ででも食べることが出来る。
 今回は、都合がいいことに、常福寺の近くに県営の「健康の森」という大きな公園があったので、ここで昼食を摂ることにした。この「健康の森」は、以前大府の国立結核療養所のあった跡に作られた広大な自然公園である。車で数分、「健康の森」に着いて驚いた。ものすごい人。駐車場は溢れ路上にまでびっしり駐車してある。広大な公園も家族連れの人で埋まり子供たちが駆け回っていた。高速道路を埋めていた車の波はこういう所へつながっていたのだ。
 昼食を終え私たちは早々に巡拝の途についた。家内の作ったおにぎりも美味かったし、寺の門前で食べたところてんも美味かった。何度も行く先々の寺で顔を合わせたご夫婦との会話も楽しかった。第14番札所興昌寺にお参りするころ日は傾き帰途についた。車で回ると3日くらいで回り終えるそうだが、急ぐことはない。年内には回り終えたいと思っている。
 歩いたり、車で回ることのできない人は、大府駅から巡拝バスが出ていて、3回に分けて(1回1日)で全部回り終えるコースもある。参考までに。


それでは又!!!

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