菜園惨敗記
H.11.6.11

 昨年の失敗に懲りて、今年は少し遅らせて植えた夏野菜でしたが、またもや自然の気まぐれに会い、惨澹たる結果になってしまいました。5月に入ってから襲ってきた寒波のせいで、植えた苗の茎が凍ててしまいました。特にトマトの被害は甚大で、30本植えた苗は殆ど全滅の状態です。このままでは収穫の望みは全くありませんのでいろいろな対応をしてみました。

【傷んでしまった苗】
 外観はご覧のように元の方が茶色く枯れたように見え、表面に疣のような突起が一面に出来ています。茎を切って見ると、中は枯れてしまい空洞になっていました。それでも写真のように正常な茎が上に伸びてきましたし、脇芽は正常でした。なんとか少しでも実がつかないかと、ささやかな期待を持って育てましたが、根元の茎が痛んでいるため育ちも悪く花芽もうまく付きません。おそらく収穫は覚束ないでしょう。それでもどうなるのか試しに10本ほどそのまま様子を見ています。

【苗の植え替え】
「植え替えた方がいいぞ」と言う回りの進言を受け入れ、新しい苗を5本植えました。この時点では、まだ、傷んだ木に多少は実が付くだろうという期待を持っていましたが、日が経つにしたがって期待は虚しく裏切られてゆきました。急いで10本を追加で植えました。写真の大きい木が前に植えた苗、小さいのが後から植えた苗です。

【挿し木、その1】
 回りの先生方のアドバイスを聞きいろいろな試みをしてみました。
その第一は、傷んだ苗の正常な上の部分を切り取り挿し木をしてみました。トマトは簡単に挿し木が出来るので目下順調に根が伸びています。
木の上の部分だけを切り取って挿したわけですから、下の方から花芽があり寸詰まりの感じです。

【挿し木、その2】
 よく伸びた脇芽を挿し木しました。木のスタイルは苗を植えたようにスマートです。根は順調に伸びています。

【脇芽を伸ばす】
 出来るだけ根元に近い脇芽の上で傷んでしまった茎を切断し、脇芽を伸ばしました。傷んだ茎の負担を軽くすれば多少は改善されるだろうとの淡い期待からです。芽は順調に伸びています。
皆が「全部植え替えた方がいいぞ」と言いますが。いろいろやってみるのが趣味のいいところ。折角与えられたこの機会に、普通なら出来ない試みをいろいろやってみようと思っています。菜園を見に行くのが順調に育っている時より楽しみになりました。

【順調なスイカ】
 ビニールトンネルを掛けておいたスイカは、寒波の影響も受けず順調に育っています。でも実がなって美味しく口に入るまでは未だ分かりません。自然は時々思わぬ悪戯をしてくれます。夏にはスイカを下げて友人の家を訪れるのが今から楽しみです。
 数日前に一番大きい鯉が一匹死んでしまいました。菜園の隅に穴を掘り埋めてやりました。
今年は花粉症になってしまい、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり。数ヶ月経っても治らないので、目下耳鼻科へ通院しています。治療薬のせいか、眠くて眠くて。昼食後眠くなり午睡、夕食後眠くなり、そのまま居眠り。一日中眠っている感じです。
今年も暑くなりそうです。皆さんも体に気をつけ頑張って下さい。


それでは又!!!

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