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今年のお盆は家族全員風邪で大騒動、姑の初盆でもお線香を上げに行くことも出来ませんでした。家族の体調が回復した8月末に、遅れ馳せながら家内と二人で姑の墓参りに行ってきました。 家内の実家は新四国八十八ヶ所巡拝コースの近くにあり、折角来たついでにと、帰途第82番札所から第88番札所までの6ヶ寺巡拝してきました。
途中、第86番札所観音寺の近くに知多半島名所の一つ名和の大仏で有名な聚楽園があります。今まで何度と無く近くを通ったことはありますが、いつも森の上に出ている大仏様の頭だけ見て通り過ぎていました。歳をとり仏心が備わってきたのか、今回はゆっくり拝観することにしました。木立に覆われた30m高ほどの丘を上り詰めると階段の両脇に身の丈7〜8mほどの仁王が立っており、そこを通り抜けると台座に座った大仏が正面に現れます。写真では、大仏が目を閉じているように見えますが、正面に立つと大仏の穏やかな慈悲深い眼差しが真っ直ぐ参拝者を見下ろしています。 この大仏は、名古屋の実業家・山田才吉氏が昭和天皇御成婚を記念して昭和2年(1927)に建立したもので、高さ 18.79mあり、鉄筋コンクリートで造られています。建立当時は日本一の大仏だったということです。 昔は、この丘の上から見下すと近くに伊勢湾が広がり素晴らしい景観を楽しむことができたそうですが、現在では埋め立てられ東海製鉄の大工場が広がっています。それでも、丘陵の東側には広大な公園が広がっており素晴らしい景観を呈しています。 ここ数日、朝夕の風はめっきり涼しくなり、秋到来を告げています。この季節は「実りの秋」「食欲の秋」です。夏野菜は天候不順で不作でしたが、さつま芋だけは順調に出来ました。昨年は、苗屋さんの勧めで「関八」なる品種を植えましたが私の口に合わず殆ど腐らせてしまいましたが、今年は「金時」を植えました。この品種が焼き芋には一番適しているようです。適していると言うと語弊があるかも知れませんので、私の口に合うと言った方がいいでしょうか。今年は大いに石焼き芋を味わおうと思っています。
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