家庭菜園報告(秋の編)
H.11.11.29

 暖かかった今年の晩秋も終わり、数日前から急に冷え込み始めました。いよいよ冬到来の感です。北の方からは既に雪の便りが届き始めました。今年は、暖冬との予報ですが、歳とともに寒さが身にこたえるようになってきました。
秋、遅くまで暖かかったせいか秋野菜は目下のところ至極順調です。これで正月のすき焼きの材料はOKとほくそえんでいますが、なにしろ自然相手の作業、悪く言えばなり行き任せ、収穫して口に入るまでは分かりません。
相手が自然とは言え、家庭菜園経験4年目、経験の成果と思いたいのが人情です。
【白菜・キャベツ】
白菜 白菜とキャベツは、写真の通りすくすく育っています。近くの畑では、病気や虫害で惨めな状況ですが、私の畑では、至極順調。
昨年の苦い経験から病気や虫害には特に神経を使いました。畝は、苗を植える前に鶏糞と園芸化成を多めに鋤き込みマルチを掛けました。これは、雨の撥ねで土中の黴菌が野菜に付かないようにする為です。苗を植えてから、害虫が卵を産みつけないように気温が低くなるまで寒冷紗を掛けました。
白菜は、苗作りから自分でやりますが、失敗はあまりありません。キャベツは、年を通して安定して採れるよう、一月間隔くらいて苗を植えています。一年中栽培できる便利な野菜です。
【ネギ・ほうれん草】
ねぎ  ネギは、植えれば育つという世話の焼けない野菜です。植えれば育つとは言え、私の場合は、最後の植付けをする秋の初めに出来上がった苗を貰ってきて植えるだけですから苦労は全く有りません。苗から育てるのは結構面倒なようです。
ネギの向こうに見えるのはほうれん草です。昨年は惨澹たる結果でしたが今年は目下順調。ほうれん草は、酸性の土壌を嫌いますので、種を蒔く前に苦土石灰を十分撒き土壌を中和させておきました。ほうれん草は肥食いだと言われていますので、良く育つよう期待して時々園芸化成をやっています。
【大根・人参】
大根  大根、これも昨年は大失敗でした。油虫と芯食い虫にやられ、私達の口には殆ど入りませんでした。失敗は二度と繰り返さないよう、今年は種を蒔くと同時に寒冷紗を掛けました。お陰で虫害は全く無く至極順調。そろそろ収穫の時期に入ってきました。ところが、煮て食べればいいですが、大根おろしにしてたべると、辛いこと、その辛さは並みのものではありません。涙は出る、舌は痺れる、頭のてっぺんまで辛さが突き抜けます。大根は、種類が多く、素人の私が適当に買ってきて蒔いたのが間違いの元のようです。
写真で手前の畝は、人参です。忘れていて蒔く時期が遅くなってしまいましたが、兎に角蒔いてみました。近くの先生達の話では、色は出ないが食べるのには問題ないとのこと。白っぽい人参もたまには面白いかも知れません。
【小松菜・豌豆】
小松菜 小松菜は年中作ることができ、これこそ種さえ蒔けば生えてきます。これからの野菜の採れない時期に大変べんりな青物です。
網を掛けてあるのが豌豆です。今年は暖かかったので早くも芽をだしてきました。もっとゆっくりしていてくれればと言っても、植物は実に自然環境に敏感です。豌豆にネットを掛けてあるのは、霜予防に被せてある籾殻を鳩が突つきにくるためです。鳩の目から見ると籾殻の中に米粒が雑じっているのが見えるのでしょう。すぐにやって来ます。
【ブロッコリー】
ブロッコリー これは、家内のたっての希望で少しだけ植えました。サラダを作るのに必要と言いますが、私は余り好きではありません。カリフラワーと並んで、実に効率の悪い野菜です。スーパーの店頭では、時期になると安く並んでいますが、生産者の方が気の毒になってきます。
 つい数日前に玉葱を植えました。今年こそは上手にと意気込んでいます。一昨年は、肥料が少なく小さな玉で、その上葱坊主が出来てしまいました。昨年は、肥料をやらねばとやりすぎ、大きな玉に仕上がりましたが持ちが悪く、夏頃には全て腐ってしまいました。
目下のところ、今年の正月は、私のつくった野菜をふんだんに使い美味しいすき焼きを家族に食べさせてやろうと、正月が待ち遠しい気がします。


それでは又!!!

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