耳の痛い話
H.12.02.01

 皆さんお元気ですか。もう春ですね。
 確か、「もう春ですね!」と言う歌詞の入った歌がありましたね。音痴の私には、そのような歌詞を聞いたことがあるような気がしているだけで、無かったかも知れません。自然は季節の移り変わりを敏感に察知し、草木は新しい芽を出し、池の鯉も活発に動き始めました。
 それなのに、ここ一週間ほど今冬最低の気温が続き、風邪が大流行。我が家も家族全員がごほんごほん。インフルエンザの予防接種をしなかった母と私(85歳の母も、私も、年寄りという認識は全く無い)が最悪の状況。風邪くらいでは医者にかからなかった私も、くしゃみ、鼻水、鼻詰まりの苦行、それに咳くと胸に響く痛みに耐え切れず医者へ出かけました。
待合室で待っている時、目の前の壁に
タバコを止めたい人はご相談下さい
の張り紙。ニコチンの入った膏薬を皮膚に貼り、膏薬の量を減らせて行くことでニコチン中毒から脱出できると書いてある。それも2ヶ月で卒業できるとのこと。
 早速、診察の時ドクターにたずねてみました。
「そりゃ効果はありますよ。人によりますけどね。やる気になったら早いほうがいいですよ。」
と、今日からでも始めなさいと言わんばかりの熱心さ。
 しかし、私は考えた。タバコを吸いたいということは、ニコチンのせいばかりでは無く、生活習慣(口が卑しいからだとひどいことを言う人もある)の問題が大きく関わっているのだから、ニコチンの体内含有量ばかり減らしても、果たして止めることができるだろうかと。お金も無駄だし、健康にも悪い、みながそう言うのに、40年以上に亘って続けてきたこの習慣がそんなに簡単に止めれるとは考えられない。
「先生、一度帰って、覚悟を決めてからまた来ます。」
そう、その通り。相当の覚悟が必要なのだ。私は、自分自身に言い聞かせ病院を出ました。
覚悟をする日を何時にしようかと迷いながら、まだ吸っている私。
そんな、私のところへ、毎日配信のメールマガジンに次のような内容の会話

L: Would you stop smoking here? If you want to smoke, outside!
S: Oh, I'm sorry. I wasn't thinking.
L: You know, smoking is bad for your health and the second-hand smoke you produce is harmful even to non-smokers. Why don't you consider quitting?
S: I tried to quit many times, but I failed.
L: It all depends on your will.
S: Yeah, I know, but did you know that there are many chain-smokers who live longer than non-smokers?
L: OK, if that's what you think, then feel free to smoke! It's none of my business as long as you smoke outside.

ああ、耳が痛い(おっと!目が痛い??????)。
新聞を広げると、また、こんな文章が目に入った。

「つもり違い、思い違い十か条」
・ 高いつもりで低いのは教養、低いつもりで高いのは気位
・ 深いつもりで浅いのは知識、浅いつもりで深いのが欲
・ 厚いつもりで薄いのは人情、薄いつもりで厚いのが面の皮
・ 強いつもりで弱いのは根性、弱いつもりで強いのが我
・ 多いつもりで少ないのは分別、少ないつもりで多いのが無駄

ああ・・・、今日は朝から耳の痛い話ばかり・・・・・。


それでは又!!!


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