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皆さん元気ですか。
今年は春の到来が例年より早く、野菜の植付も早めにと思っていましたがなかなか畑の準備が進まず連休に入ってやっと主な夏野菜の植付が終わりました。夏野菜の本命は今年もスイカとトマトです。最近家庭菜園が盛んになってきたせいか昨年まで1本60円前後で買うことができた苗が今年は80円になっていました。 ![]() 【トマト】 トマトは、私のつくっている野菜の中で一番難しい野菜です。病気に罹りやすい上に肥料の与え方がまた難しい。肥料は与えすぎるより不足気味のほうががうまく行くようなので今年は苦土石灰で土壌を中和した以外には少量の堆肥を漉き込むだけにして36本の苗を植えました。36本と言うと多いように思えますが、今までの経験から半分以上が駄目になってしまいますのでこれだけ植えて15本位植えたのと同じ勘定になります。 支柱は、途中から長いものに代えるのが面倒なので最初から太目の長い支柱を使っています。根元には乾燥を防ぐための切り藁を敷きました。後は実の付くころ大型の鳥(カラスや雉)が実をつつきに来るので周りにネットを張ります。 ![]() 【桃太郎T92】 いつも歩留まりの悪いのに悩まされている私に園芸店が勧めてくれたトマトの苗がこれです。改良品種の接木とのことで1本200円也。値段が高いので迷いましたが試しに1列分9本を植えました。 病気に強いので露地植えに最適とのことでしたが植えたその日に1本(写真の一番手前の苗)ぐったり。なんか先行きに不安を感じています。 ![]() 【スイカ】 昨年は種無しスイカが豊作で皆さんに喜んでいただきましたので今年も種無しスイカを作ることにしました。種無しスイカは食べる時あの面倒な種出し作業をしなくてもいいので私は大好きです。 スイカは、リン系の肥料を与えると実が甘くなると言うので毎年骨粉入りの肥料を大量に使っていました。ところが今年は骨粉入り肥料が手に入りません。農協も在庫はあるが県からのお達しで販売できませんと言う。狂牛病が原因で販売停止だそうです。思わないところで狂牛病の被害を受けることになってしまいました。 種無しスイカを作るときの注意として、一代交配の種無しスイカは、種無しスイカの苗だけを植えたのでは実がうまく付きません。必ず近くに普通のスイカを植えておく必要があります。種無しスイカの苗3本と普通のスイカ2本を植えました。害虫予防と保温のため5月中旬までキャップをします。 ![]() 【黄色瓜(コウセキ瓜)、玉葱、キャベツ】 黄色瓜はなぜか私の幼いころを思い出させる果菜です。暑い夏の日に母が井戸で冷やした黄色瓜を切って出してくれたその時の味がいまだに私の記憶回路に鮮やかに焼き付けられているのです。家庭菜園を始めて以来この味を求めて毎年苗を植えてきましたがまったく実がつかなかったり、実が付いても私の記憶にある味とは程遠いものであったり一度もうまくできません。 今年もスイカを植えた場所の端に2本植えました。スイカと同じようにキャップがしてあります。 横で青々と繁っているのは玉葱とキャベツです。母の看病に追われ植え付けの時期を逸してしまいましたが親切なご近所の方が植えておいてくれました。 ![]() 【ナス、ピーマン】 普通のナス(名前は忘れました)5本と米ナス2本を植えました。肥料は、苦土石灰お散布し園芸化成をほんの少々漉き込んだだけです。昨年は10本植えましたが大豊作で消化しきれず貰ってもらうのに苦労しましたので今年は本数を減らしました。 市場に出荷しておられるご近所の方は「今年はナスをつくるのを止めにした」と言われる。「今年はナスの苗がものすごー売れとるで採れる頃にはだら安で採算が合わん」とのこと。庭の隅に数本植えれば一夏生ってくれ育てやすいナスは、家庭菜園野菜の一番人気のようです。 ナスと並べてピーマンを2種類5本植えました。共に木がしっかりするまで行灯を掛けてあります。保温ともう一つの理由は風に煽られ茎が傷んでしまうからです。 ![]() 【キュウリ】 苦土石灰お散布し園芸化成をほんの少々漉き込んだだけの畝に5本植えました。 昨年は10本植えましたがこれも大豊作、キュウリの味噌漬け、九ちゃん漬け、味噌汁に酢の物に食べても食べても食べきれないほど採れました。夢でうなされるほど。今年は半分にしました。 これも行灯で保護してやり、蔓が行灯から顔を出す頃に行灯を外し蔓が掴まって上れるようにネットを張ってやります。 キュウリも家庭菜園の筆頭人気者のようです。 ![]() 【馬鈴薯】 男爵とクインメリーを半々に畝5本を植えました。 私はクインメリーの味が好きですが家内が男爵と言うので半々にしました。好みの違いはどうも食べ方(使い方)の違いのようです。 馬鈴薯は、植えれば収穫までなにもせずに放っておけばいいという世話のやけない野菜です。 ![]() 【五月豆】 簡単なようで難しい野菜。 大変害虫が付きやすい。 種を蒔く時にオルトラン等の殺虫剤を散布しておく必要があります。種を蒔くとすぐに葉もぐり蠅(間違っているかも知れません)が飛んできて卵を産み付けます。 芽が出ると、今度はすぐに油虫が飛んで来て芽をかじる。どうしようもありません。できるだけ薬剤は使いたくないのですが五月豆だけは例外です。 ![]() 【里芋】 里芋は、肥沃な湿地を好みますので、水田を少し床上げして植えています。ミミズが増えるくらいの土地がいいと言いますので、毎年鶏糞をたっぷり漉き込んで種芋を植えます。ですから芋掘りの時にはいっぱいミミズが出てきます。鳥たちもよく知っていて私が芋掘りを始めると必ずモズがやってきて上手にミミズを拾ってたべています。毎年3〜4列作りますが今年は2列にしました。 ![]() 【池と家内の花畑】 畑の池から見た家内の花畑です。 今年は家内も忙しくて花畑は全く手入れしてありません。でも昨年の種が芽を出し少しづつ花が咲き始めました。 手前の池、作物を植えるのには実に重宝です。雨の少ないこの時期の畑作業で皆さんの頭の痛いのが水です。その点、我家の畑には水はたっぷりあります。 昨年は、この池で鴨が子育てをしていましたが、今年も数羽の鴨が住み着いています。また可愛い雛の姿をみることができればと思っています。 今年の夏野菜の準備はこれで一応終わりです。残された仕事は5月中旬に黒豆の種を蒔く事とさつま芋の苗を植える事です。 後は、毎日畑へ通って野菜たちに「頑張れ頑張れと」励ましてやるだけ・・・。今年の夏もスイカやトマトを手土産に皆さんを訪ねることを楽しみにしています。
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