お元気ですか
H.15.01.27

皆さんお元気ですか。いよいよ一月も終わりに近づき、回りの景色もどこか春めいてきました。

修復前の白蟻の巣のあった場所

予報によると、今年の春は早く、櫻の開花も例年よりはやいとのこと。
春よ来い、早く来い♪。
と言う童謡がふと頭に浮かんできました。
私は、元来寒さには強い方でしたが、よる年並みには勝てず、最近では春が待ち遠しくなってきました。
12月初め頃から始めたリホームは、ようやく半分ほど完了したところです。作業の内容は、リホームと言うより修復と言った方がいいかも知れません。
白蟻に食い荒らされひどく傷んでしまった梁を見た時には、どうしていいものか途方に暮れました。それでも、梁全般に白蟻の食害はありますが、流石に太い丸太を使った梁、白蟻が芯まで入っていたのは巣のあった部分のみでした。
食害の浅い部分は、それはそれで古い家としての趣もあるだろうと思いそのまま残すことにしました。

傷んだ部分に木を埋め込み修復

食害のひどい部分は、木を埋め込みできるだけ原型に近い形に修復、 私が小さい子供だった頃の記憶が一杯詰まっている天井の様子をできるだけ忠実に復元してもらうつもりです。
修復とは言っても、一世紀以上も前の古い家、東海大地震が近づいていると言われる昨今、家の補強も考えての修復が必要。筋交いを入れたり、不安な柱には添え柱を抱かせて補強したり、柱組みの要所要所をターンバックルで引っ張ったり、とにかく補強にも十分配慮して仕事を進めてもらっています。
大地震が来て家が倒壊、下敷きになってお陀仏などと言うことは嫌ですから。
でも、耐震検査をしたら恐らく100%危険な建物のような気がします。

修復中の台所を上から見た写真

考えてみれば、なんか物好きな人のやるリホーム。それでも、母がダイニングキッチン(今風の言い方をすると)に改装して以来壁の後ろや天井の奥に隠れていた昔の天井や壁が表に出幼い頃の思い出が蘇ってくるかと思うと心がときめきます。
仕上がってゆく様子が楽しみで、いつも傍にいる私、大工さんもやりにくいことと思います。
話は変わりますが、今年は香港A型インフルエンザが大流行の兆しとの報道。風邪は万病の元と昔から言われますが、今でも風邪が原因で命を落とす人は多い様子。風邪の菌は乾燥が大好きなようです。我が家では加湿器をばんばんに付け風邪の菌の動きを封じています。乾燥を抑えることで大分違うようです。皆さんも身体には十分気をつけ春を迎えて下さい。

それでは、また!!!


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