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皆さんお元気ですか。
私達が訪れたのは、ウイークデー中心の水曜日。車を駐車場に停め町並みへ出てみると、食事処や資料館等殆どの店や施設が「本日休業」の札が掛けてあった。そう言えば途中で立ち寄った「旧遠山家民俗館」にも「毎週水曜定休日」の看板が掛かっていた。 ひょっとすると水曜日は休業日なのかもと思い開店していた土産物屋で聞いてみると「今日はお葬式があって」との返事。小さな山間の村のこと、殆どの家が親戚であったり近しい付き合いをしているのであろう。慶弔行事の折には村中が集まることになってしまうのかも知れない。 村の中央にある明善寺では葬儀が粛々と行われていました。お寺の庫裏にある郷土館も本日閉館の札掛かっていて見ることできず。見ることが出来ないと尚更見たくなるのが人情。正に大好物を目の前に並べられてお預けをくっている感じ。
確かに、個々の合掌造りの家々や民俗面では興味あるものが多々あり私を満足させてくれました。しかし、時代の流れでしょうか合掌造りの建物が新しく建てられた家々の間に散在するという感じで村の景観は大きく変わってしまっています。村全体がローテンブルグのように保存されていたらさぞ素晴らしいだろうとつくづく惜しまれます。 村の観光案内所で「〜伝えたい〜 心に眠る古の白川郷」と題した白川村観光商工課が昨年発行したばかりの写真集を買ってきました。この写真集を見るとつい最近まで、合掌造りの建物ばかりの白川郷が存在していたことが分かり、日本人がもう少し早い時期から日本伝統の文化に関心を持ち保存を心がけてきたならば白川郷ももっと素晴らしい形で私たちの前に姿を見せてくれたのではと思います。 それにしても、便利になりました。昔なら何日もかかってやっとたどり着いたことであろう白山麓の山村へ私の家からわずか二時間半で着いてしまいました。朝8時に家を出て、午後4時に帰宅。それでも東海北陸道沿いの眺めは素晴らしく楽しい一日を過ごすことができました。
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