皆さんお元気ですか。もう8月になってしまいましたね。あまりの暑さに近況報告もついつい遅れがちになってしまいました。本来ならその都度書くのですが今回はまとめて報告。少し長くなってしまいました。
7月下旬には、21日、26日と万博へ、22日には名古屋港のガーデン埠頭へ万博関連行事を見にと強行軍が続きやや疲れ気味です。でも、ラッキーなことに2日とも諦めていたトヨタグループ館と日立グループ館に入館することができ大満足です。
7月21日に出かけることにしたのは、それなりの理由があってのことでした。この日から日立グループ館の入場が今までの着順から予約制に変わり、その上ありがたいことに65歳以上のシニアには別枠で一日四回予約券が配布されることになったのです。(もっとも、この制度は、いろいろ問題が有ったようで三日間だけで中止になってしまいました。)今迄諦めていた日立グループ館へ入れるかもしれない希望が湧いてきました。それに、昼間の気温は今年最高になるとの予報。普通の週でも入場者の少ない木曜日。恐らく昼間の人出は少なくなるのではと私は考えました。

日立グループ館前の立札
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私流に言えば、絶好の万博日和。12時少し過ぎに外出していた家内帰って来た。誘ったが暑いから行かないと言う。こうなれば一人ででもと、昼食を済ませ直ちに家を出た。時間は午後一時を過ぎていた。
何時ものように名古屋空港に向かいシャトルで会場へ。駐車場もシャトルもガラガラ。2時少し前に会場に着き一路日立グループ館へ向かった。シニアの人の次の予約券配布時間は、17時からとの立て札。1時間くらい前に並べばいいだろうから未だ時間はたっぷりある。見落としたパビリオンでも見てくるかと思い、以前から入ってみたいと思っていたワンダーサーカス電力館の行列に加わった。
この日は、全て運が良かった。ワンダーサーカスで私の横に並んでいた若者とふとした切欠から話が弾んだ。私が、日立の待ち時間を利用してこちらを見に来たと言うと、
「そんなことしてたら駄目ですよ。もう皆並び始めてるでしょうし配布時間前でも枠人数が揃えば整理券を配ってしまうことが多いですよ。」

ワンダーサーカス電力館
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と言う。そう言うことは十分ありうること。私は、ワンダーサーカスを見て外に出ると急ぎ足で日立館に向かった。青年が言ったとおりだった。未だ2時間以上前だというのに整理券待ちのシニアの列は結構な長さになっていた。かんかん照りの中、皆黙って並んでいる。一般の人の並ぶところには屋根があるのに、車椅子、障害者、シニアの並ぶところには屋根が無く、真夏の太陽にさらされたまま。係員が来て年寄連中の熱中症を心配してか
「時間は十分にありますから日陰で休んでいて下さい。」
としきりに言うが誰も動こうとしない。あまり度々言いにくるので私の前の人は
「もし、列を離れて整理券配布が終ってしまっていたらどうしてくれるんだ。」
と係員に食い付いていた。その通りだ。誰も列を離れようとしなかった。
3時半頃、行列が規定人数に達したのか行列用ロープの入り口が閉鎖され「5時の整理券配布終了」の張り紙が出され4時頃早々と整理券が配られた。あの青年が教えてくれなければ私は、4時頃のこのこやってきて終了の張り紙を見て臍をかんだことと思う。
直ぐ近くにあったトヨタグループ館の入場状況ボードを見ると着順で入館出来る夜の部はまだ十分空いていた。事実、7時頃私が日立館を出て来てからでも余裕を持ってトヨタグループ館の行列に加わることが出来た。その上運のいいことに前の回の席にキャンセルが出たのか7時半からのグループに繰り上げてくれた。朝から予約を取るために5時間近く並ぶ人があるのに、30分も待たずに入ることが出来たのは、正に運が良かったとしか言いようが無い。
人気館二つを一日で見ることができ9時頃大満足で万博会場を後にした。

シニア予約券発給機前の行列
青年のアドバイスに従ってワンダーサーカス館を出ると日立グループ館へ急いだ。青年が言ったとおりまだ二時間以上前なのにシニア予約券発行機の前には長い行列ができていた。一般予約券の行列には屋根があるのにシニアや障害者は屋根無しの炎天下。
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トヨタグループ館入場状況
日立館の直ぐ横に立っていたトヨタグループ館の入場状況の立て看板。夕方の部は、着順。未だ午後6時半以降の席は空いていた。日立館の入場予約は7時から。うまく行くとトヨタ館にも入れるかも知れないと期待が膨らんだ。
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ブラザーパビリオン
入場予約が出来たので、時間までぶらぶら。桃花林で夕食にビーフカレーを食べ、ブラザーパビリオンでロボットと遊んで時間を潰す。
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トヨタ館&日立館
一番人気のトヨタ館と日立館は隣り合って建っている。日立館を出てトヨタ館の入場待ち列に急ぐ。運が良かった。まだ最後のグループが空いていた。早速並んだ。
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ウエルカムショー
ロボットたちが奏でる、未来技術への序奏
観客を巻き込んでのロボット達の演奏。素晴らしかったの唯一言。
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メインショー
動くことは自由であること、動くことは生きること
空間の魔術師と呼ばれるイヴ・ぺパンの演出による「三次元の未来派オペラ」パーソナルモビリティー「i-unit」、モビリティロボット「i-foo」、ショーダンサーが入り乱れ、宇宙誕生から未知の未来までを繰り広げる。正に観客を幻想の世界に引き込んで行く。これも素晴らしかった。
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翌22日は、町内の友人に誘われ、名古屋港ガーデン埠頭へ出かけた。22日から3日間海上自衛隊の「万博のパートナーシップ事業 伊勢湾マリンフェスタ’05」が開催され自衛艦隊が入港していた。6隻の自衛艦が岸壁に係留され艦内見学が行われていた。23日と24日には体験航海も行われたが残念ながらこちらは体験することが出来なかった。
同じ埠頭で万博の「スペイン館洋上パビリオン ビクトリア号」が係留されていた。500年前にマゼランが初めての世界一周航海した時の船を万博のため忠実に復元したものだそうだ。実際に日本まで航海してきた500年前の船を見ることなどそうざらには無い経験だった。

自衛艦隊
護衛艦たちかぜ艦上より後方を写す。
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ミサエル
昔ならここに主砲がならんでいるのであろうが、現在の戦艦ははレーダーとミサエルを積んだ精密機器だ。
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スペイン洋上パビリオン
スペインが万博の目玉として復元したビクトリア号。
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マゼランの通った路
初めて世界一周を成し遂げたマゼランの航海したルート。
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26日、この日は、孫達を万博に連れて行ってやることを約束してあった日だ。しかし、日本に接近していた台風7号が26日に東海地方へ上陸するかも知れないという予報。
どうしたものか迷ったが、孫達は準備万端整えその気十分で大張りきり。万博協会も夕方5時までは一部制限はするが通常通り開催、当日の正午に夕方以降のことを決めるとの事。
台風情報が気になり何度も見た。夕方の予報ではコースが東に反れ愛知県の南側を通る様子だ。南側を取ってくれれば大したことはない。ひょっとすると絶好の万博日和になるかも知れないと思った。
朝、時々小雨が降っていたが風は全く無く穏かなもの。孫達は、朝6時頃準備万端整え大張り切り。8時頃出ようかと決めていたが準備が出来ているのなら早い方がいい。孫達にトヨタグループ館は何が何でも見せてやりたかった。そのためには早ければそれに越したことは無い。7時に家を出、7時半のシャトルバスに乗り、8時に東ゲートの入場口に並んだ。9時開門だから一時間の待ち。やはり、台風の所為でここまでは待ったく待つことなくスムーズに来てしまった。
トヨタ館は、夏休中小学生枠を設けていたので、小学生枠で予約券を貰う積もりだったが、トヨタ館へ行ってみると台風のお陰で一般の列も然程込んでおらず10時からの公演の予約が取れた。トヨタ館の幻想的なショーに孫達は乗りに乗って大喜びだった。今日の予定は、この後マンモスラボにより、「サツキとメイの家」だ。入場券は無いので、近くの展望台から外観を見るだけ。
遠足で一度来ている孫達は、外国のパビリオンにはあまり興味が無さそう。食べ歩きに方向転換。遊びと参加のゾーンで時間を過ごして帰る予定で居たが、4時頃、上の孫がどうしても日立館が見たいと言い出した。朝から歩き通しで足が棒のようになっていた私は、あまり気乗りしなかったが孫に押し切られ日立館に向かった。案の定係員が「現在の待ち時間3時間」の札を持って列の最後尾に立っていた。
このように、孫の情熱に押し切られ、人気館二つを続けて見ることになった。日立館を出て記念品を買い9時少し前に会場を後にした。

北ゲート前
トヨタ館の入場予約も取れ先ず一安心。グローバルコモン2に向かう。
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カナダ館の女性警備隊員
カナダ館の前で女性警備隊員と孫たち。暑いのにきちんと制服を着て、乗馬服姿が凛々しいですね。
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昼 食
遠足の時には見ることが出来なかったと言うので、グローバルハウスでマンモスを見て、近くにあるアサヒパノラマレストランで昼食。私は、生ビールを一杯きゅーっと。美味かった。
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サツキとメイに家
「となりのトトロ」のサツキとメイの家を見に日本庭園まで歩く。上の孫は、サツキになりきっていた時期があった。
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ブルガリアヨーグルトを食べる
孫達は、外国のパビリオンにあまり興味無さそう。ブルガリアヨーグルトがおいしいと言うのでグローバルコモン3へ行く。薔薇の花を乗せた柔らかめのヨーグルト、孫達は美味しかったと言う。
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今度はバゲットを
グローバルコモン3にEurope by Nature Caffe と言ういろいろなバゲットを売っている屋台店が並んでいるコーナーがある。ここで数種類バゲットを買った。雨のため腰掛ける場所が無くグローバルループのテントの下まで行って食べた。こう言う食べ方もまた一興だ。
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日立館に向かう
4時頃、上の孫が突然日立グループ館を見ると言い出した。どうしてもと言う。長時間の行列覚悟の上で見ることにした。
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虹
日立館は、三時間待ちだった。心配された台風は大した影響もなく通過したようだ。並んでいる私達の正面に美しい虹が現れた。虹を見るなんて久し振りのこと。
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私も、これで殆んどのパビリオンを回ったので、次行く機会があれば、見残したパビリオンの中で見たいところにじっくりと焦点を当て何時間でも行列して見たいと思っています。
それでは又!!!