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久しくご無沙汰してしまいましたが、皆さんお元気にお過ごしでしょうか。今年もまたお盆の季節がやって来ました。我家でも例年通り精霊棚の飾り付けをしました。床の間には、大徳寺紅梅庵太玄師直筆の書「平常心是道」を掛けました。禅の言葉だそうです。お盆に掛ける軸に向いているかどうかは分かりませんが、言葉も大玄師特有の書も私が大変気に入っているものです。
今年の夏は、連日続く猛暑にいささかばて気味の私に追い討ちを掛けるような大事件が起きてしまいました。６月の初め、下の弟が末期肝硬変の宣告を受け、一時はお葬式の準備をするほどの危険な状態に陥ってしまいました。何かにつけ私を頼りにしてくれていた弟だけに、いろいろ気を配ってやらなければいけないことも多く、弟の病状に一喜一憂して数ヶ月が過ぎてしまいました。無言の臓器と言われる肝臓の病気は、分かった時には殆どが手遅れの場合が多く、弟の場合も例外ではありえません。それでも、主治医の先生の努力で現在では何とか落ち着いた状態で入院治療を続けています。不安な日々が続くでしょうが千に一つあるかないかの奇跡を祈ってやりたいと思います。
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