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購入すべき別荘も決まり下見に来た時のことでした、兎にも角にも別荘地帯を大まかに一周してみようと思い、2本の幹線道路を一周してみたことがありました。その中で、白糸の滝から旧三笠ホテルに向かう途上、ラッキーと言うか、私達は予想もしていなかった光景に出会うことができたのです。 白糸の滝の見物を終え、深い森に囲まれた綴れ折の急な山道を下っている時、家内が突然 「あっ、サルだ。」と叫んだのです。 私は、てっきりその辺の木の枝にとまっているサルでも見付けたのだろうと、両脇の木の枝に目を向けましたが、それらしい姿は目に入りませんでした。
車の直ぐ脇を整然と並び、黙々と歩いているサル達が目に入ったのです。 ひっきりなしに通り過ぎる車を全く気にする様子も無く、道の右側の縁を一列になってただ黙々と歩いているのです。赤ちゃんを背負ったり抱いたりしているサルも沢山居ました。
恐らく、秋に向けて木の実の豊富な森への移動が始まったのでしょう。 兎に角沢山のサルでした。何頭いたのかわかりませんが、数10頭は居たのではないでしょうか。100メートル近い長い列を作って歩いていました。 本当に珍しい光景でした。人と動物が極自然に溶け合って生活する。これが本当の共生の姿ではないかとつくづく思いました。今まで野猿は何度も見てきました。しかし、野猿とは言っても殆んどが餌場に集団で群がり、人を見ると強引に餌をねだりに来る餌付けされたサル達でした。 後日、弟に話したところ、そのような光景は滅多に見ることができる物ではなく、本当に運が良かったととのことでした。 白糸の滝には、熊が出るので気を付ける様にとの看板が立てられていましたし、弟の山荘の庭には毎朝リスが餌を食べに来ます。自然一杯の広大な浅間高原、いろいろな動物との出会いが楽しみです。
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