私の別荘の近く、と言っても高原の避暑地的感覚での近くであるから直線距離にして1キロほどあるでしょうか、メートルで言えば1000メートルほどの所に、100万uを超える広大な総合レジャーランド「軽井沢プリンスランド」がある。入口には大きな自由の女神が建っていて、レジャーランドの敷地内には、テニスコート、ゴルフコース、テーマパーク、リゾートマンション、貸別荘にホテルそして教会まであります。テーマパーク「軽井沢おもちゃ王国」の大観覧車は、少し高台に上がれば北軽井沢の何処からでも目に入るし、「ホテルグリーンプラザ軽井沢」は、室数1位の「プリンスホテル」の845室に次いで468室と軽井沢では2番目に大きなホテルである。このホテルの建物は、北欧のリゾートへ来ているのではないかと錯覚を起こすほど異国情緒満点なホテルで、この異国情緒満点なホテルの敷地内に「奥軽井沢温泉あさまの湯」があります。山深い秘境にある温泉宿の野天風呂を想像させるような名前ですが、私の別荘の所在地が「奥軽井沢郷」ですから町内の銭湯と言った感じで些か親しみを感じています。親しみを感じると言えば、この温泉の利用料金は、外来客大人一人1200円ですが、地元の人(別荘の住人も地元の人だそうです)は、半額の600円で入ることが出来ます。
私が初めてこの温泉へ来た時、受付で
「地元の方ですか?」
と聞かれ、そうだと答えると、ポイントカードを作ってくれました。このポイントカードは、ホテルのレストランか温泉を使った時1000円毎にスタンプを1個押してくれ、スタンプ10個で1000円分のお食事券と交換してくれると言う仕組みになっている。形は、ポイントカードになっていますが、実際は割引カードの役割もしている。受付でこのスタンプカードを見せると
「はい、600円です。」
と、半額の利用料金を支払うとタオルを渡してくれる。二人以上で行けば1000円を越えるのでスタンプを押してくれる。つまり、このカードを持っている人は地元の人であり、ポイントと割引の魅力で何度も来ていただこうと言うことなのでしょう。この半額料金については、外部に全く宣伝告知されていないので知らない人も多いかも知れません。
私は、この温泉と言うより、エキゾチックなこのホテルの雰囲気そのものが気に入り度々来るようになりました。ホテルのロビーにある売店も品揃えが充実していて、入浴後ここに寄ってお土産を物色するのも楽しみな一時です。

軽井沢プリンスランド正面入口には、大きな自由の女神像が立っている。
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樹木に覆われた広大な北軽井沢別荘地のどこからでも「軽井沢おもちゃ王国」の大観覧車が見える。(浅間牧場から撮影)
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軽井沢プリンスランド全図
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異国情緒満点のホテルグリーンプラザ軽井沢
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北軽井沢には大きなホテルが多く、私の別荘の直ぐ近く、これは本当に直ぐ近く、直線距離にして400メートルくらいだろうか。ここに客室239室と軽井沢では3番目に大きい「ホテル軽井沢1130」がある。この1130は、「イレブンサーティ」と読み、このホテルが標高1、130メートルの所に建っていることから付けられた名前だと言うことです。
大きいホテルと言うと、私達は直ぐ高層ビルを思い浮かべてしまいますが、リゾートの景観を壊さないためか、それとも地下でマグマがうなり声を上げていて何時地震が起きても不思議ではない活火山帯の上にあるからなのか、建物には高さの制限があり、800室も500室もある大ホテルでも森の上に頭を出すことは殆んどありません。浅間牧場から写した写真を見ていただくと分かるように「ホテルグリーンプラザ軽井沢」は、頭の先を少し出ていますが、この写真の中あたりに位置する「ホテル軽井沢1130」は、完全に森に埋って頭の先も見えません。観覧車の右に、白く潜水艦のように見えるのは高台に建てられたリゾートマンションです。このあたりでは、このマンションだけが珍しく高層建築になっていました。
最近、北軽井沢一帯は、温泉天国として注目を集めており、大小さまざまな温泉が点在しています。兎に角、庭の湧き水の量を増やそうと掘っていたら温泉が出てきてしまったと実しやかに語られる土地柄、何処を掘っても温泉が出てくるのかも知れません。
先ほど述べた「ホテル軽井沢1130」にもホテルの敷地内から湧き出る天然温泉「鬼押温泉」と温泉プールがあります。この温泉の利用料金は、外来客大人一人1150円、プールの利用料金は2310円になっていますが、地元の人の優待割引があるのかどうか、未だ行った事がないので分かりません。
周辺に点在するホテルは皆立派な温泉を持っていますので、これらの温泉めぐりもこれからの別荘生活の楽しみの一つになることだと思います。