第41話 薪置場増設


 三つ目の薪置き場を造りました。長さ3間、幅5尺、高さ1間の置き場で、楢材の薪約8トンが収容可能です。今までの置き場二つで約7トンを貯蔵できますので、これで合計15トンの薪を保存できます。約3年分の量です。2年位は乾燥させないといい薪になりませんし、冬季の滞在日数が多く薪ストーブで全暖房を賄っている私の場合、これで適量と言うことでしょうか。
 早速、森林組合へ楢の薪材原木を5トン注文しました。6月中旬に届く予定なので、この原木を玉に切るのが今年の夏の当面の仕事です。5トンと言っても棚に積むとどれ位詰まるのか見当がつきません。とにかく、玉切した薪材を積んで空きスペースを掴んだ上で追加の薪材を注文しようと思っています。


長さ3間、幅5尺、高さ1間の薪小屋で、楢材の薪約8トンが収容可能。右側の薪棚の3割増。

 北軽井沢で過ごした冬も今年で6年目になりました。6年間の体験と書物やインターネットで得た知識から薪の必要量や準備の手順が大体分かってきました。そして、私なりのやり方が出来上がって来た感じです。この山荘で定住しないかぎり、量的にはこの量で充分だと思います。
 私の場合、一番いい方法として3年分ずつ備蓄することにしましたが、それには、私なりのサイクルがあります。
 薪は全て原木で仕入れ、仕入れると直ぐ玉に切り薪棚に積んで翌年まで乾燥させます。書物などには、薪割は、あまり乾燥していない方が割りやすいと言う説明が多いようですが、玉に切るのには乾燥する前の方が切り易く、割るのは、乾燥してひびが入ってからの方が割りやすいように思います。私の場合油圧薪割機で割るため、薪割機の刃に玉のひびを合わせて圧力をかけるとバシッと見事に割れます。斧で割ったことはないので分かりませんが、斧の場合は、軟らかいうちの方が割りやすいかも知れません。
割った薪は、また棚に積んで翌年まで乾燥させます。これで出来上がり。3年目には、ストーブの中へと消えて行き空きができます。このように、3年サイクルで順調に薪が回転して行くはずです。


2012/05/22