第45話 駐車場:やっぱり腰板があった方が・・・


 カーポートに腰板を張ってもらいました。最初造る時には、出来上がった様子をいろいろ頭の中で想像し、屋根だけの方が周りの景色を妨げることもなく透明感があっていいと思い屋根だけのカーポートを作った次第です。しかし、当分の間は、目新しさもあってそれなりに満足していたのですが、日が経つに従って、建前の終わったばかりの半出来の家のように見えてきてどうしても私の目に馴染みません。他にもいくつかの問題が出てきました。その一つは、雨垂れです。御承知のように雪国の建物は、屋根に積もった雪で雨樋が壊れてしまうので殆んど屋根に雨樋が取り付けてありません。雨が降ると屋根の雨水が地面に流れ落ち周りに撥ね散らします。当然カーポートの中までびしょ濡れです。もう一つは、落葉の季節にカーポートの中が落葉の吹き溜まりになってしまったのです。おそらく、雪の季節には、雪が吹き溜まる可能性間あります。(残念ながら、今年は、私と家内が交代で体調を崩し、降雪時期のカーポートを未だ見ていないのです。)  造る時、大工さんが、「そのうちきっと板を張りたくなるよ」と言っていた意味が分かってきたように思います。でも、車庫のように回りを板で囲ってしまうのは、庭の片隅に違和感のある大きな衝立を立てたようにな気がしてその気になれませんでした。そこで、いろいろ考えた末腰板を張ることにしました。「上まで張らねぇのかい。そのうちきっと張りたくなるよ」と大工さんは言いましたが、やはり、腰板にしました。


腰板を張る前。


周りに腰板を張りました。

 ちょっと洒落た板を張ってもらい、ログハウスに使っている防虫防腐剤キシラデコールを塗りました。これで、建物が古くなり木の色が褪せてくるとそれなりに様になるのではと自画自賛しています。如何でしょうか?少しは感じが良くなったように見えませんか?
 物事は、なかなか上手く行かないものですね。車が雪を被らないカーポートができ、今年は、大いに冬の軽井沢を満喫しようと意気込んでいましたが、年末から年始にかけて私が体調を崩し、2月早々には、家内が心臓発作を起こし入院、身動きできなくなってしまいました。家内の体調も改善の方向に進んでいますので、雪のある間に山荘で過ごす時間を作りたいと思っています。


2013/02/13