子どもの安全安心対策

近頃、春日井市内では刃物を持った男に声を掛けられる事件や女子中学生の髪毛が切られる事件など、子どもたちを対象にした不審者情報が多く寄せられています。市民の方々の不審者に対する意識の高まりから情報届出数が増加していることも一因しているかもしれませんが、小さなお子さんをお持ちのご家庭では、犯人が捕まっていない事もあり、心配する声が聞こえてきます。
 犯罪被害につながるおそれのある不審者情報は、的確に迅速に把握した上で、警察をはじめ、学校・保護者・地域住民等が一体となり、再発防止のための取り組みを行っていく必要があり、子どもに対する「声かけ」や「つきまとい」など、犯罪被害につながるおそれのある不審者情報を迅速に収集する仕組みづくり、そして収集した情報をフィルターにかけ短時間で学校・保護者・地域のボランティアの方々など多くの市民に情報を提供して注意を喚起していく仕組みづくりが必要です。
 現在、春日井市では安全安心情報ネットワークを構築し警察・教育委員会・市により情報共有化を図り、いち早く情報をメールで配信できる体制を確立しています。登録者数は現在約1,600名ですが今後さらに登録者数の拡充を図っていく計画だそうです。また緊急を要する直接大きな犯罪につながりかねない事案については、FAXを利用して「ボニターさん」や「地域のおじさん・おばさん」の方々に対して情報を流す通信網も構築されており見守り活動に生かしているとのことです。
 地域で安全安心情報の共有化を進めることが、地域ぐるみの子どもの見守り活動につながり、犯罪抑止効果を発揮すると考えます。次の世代を担う
子ども達の安全安心対策の構築を社会環境の変化を的確に把握し進めていかなければならないと思います

安全安心情報ネットワークのHPはこちらです。http://www.anzen.city.kasugai.aichi.jp/Community/ 

平成20年6月本会議における一般質問より抜粋