第2回で新たに登場する主要人物 (語り手の幾人かは省略) 「リチャード・パール」「アブドゥラ・アッザーム」「オサマ・ビンラディン」「ミハイル・ゴルバチョフ」「リチャード・パール」 「サダム・フセイン」「ブッシュ父」「ウィリアム・ウェルド」「ビル・クリントン」 第3回で新たに登場する主要人物 (語り手の幾人かは省略) 「ブッシュ長男」「リチャード・パール」「ディック・チェイニー」「アブ・ズバイダ」「トニー・ブレア」「ジョン・アシュクロフト」 イスラム原理主義勢力が標的としている「イスラムの教えに従わず、西洋文明に毒された、堕落した同輩」・・これは後に「米国」そのものへとエスカレートします。 ネオコンが標的としている「キリストの教えに従わず、享楽的な人生を送る、堕落した同輩」・・・同じ米国の「リベラル勢力」を指し示しています。 このドキュメンタリーの描き方では、イスラム原理主義勢力と、米ネオコン勢力との“類似性”を伝えようとしているのかとも感じました。 加えて、米ネオコン勢力が、ありもしない「国際テロ・ネットワーク」の存在を誇張しているとの結論を伝えています。「予防原則の実践」の元、無実の人々を拘束・ 拘留・人権侵害している事も、ここでは指摘しています。 制作者の視点は、米ネオコン勢力の「意図」について多く伝えようとしているようです。曰く、かつて行われた「旧ソ連・共産主義者勢力」への敵視政策を「イスラム 原理主義・国際テロ・ネットワーク」へと転換したものだと言うのです。2014年の今、シリア・イラク・イスラム国の情勢に至った一因には、本ドキュメンタリーが 指摘した全部・・・とまでは言い切れぬが、幾つかの多くが絡んでいると思わざるを得ません。なんとまあ、唾棄すべき悪循環が繰り広げられている事に胸糞が悪く なるばかり。そして失う物は増えていくのですが、どこかに「多くを得ている」輩もいるんでしょう。