名づけられた猫たち 「ミエコ」「カンタ」「ヨウコ」「タラコ」「スジコ」「アッコ」「ウメ」「テツ?」「サクラ」「チャアカ」「トッチ」「レンマ」「ハナタ」「アカ」・・・。 ・・・順不同だが、小西氏の案内のもと記録された、2008年秋から翌年元旦までの河川敷の出来事の一部。 2007年、台風9号による多摩川増水で流され行方不明の河川敷居住者と猫の話。 子猫を拾って自分の乳で育てたという、佐藤さんの飼い犬モモ。 老人施設に保護された居住者。 自殺をモモとウメに引き止められたと語る佐藤さん。 主を失った後、一時中野さんが預かる事となったトントン(犬)。 橋脚付近の、自殺者と思われる遺体を始末する消防・警察関係者。 河川敷居住者となる“覚悟”を語るおぢさん。 浮浪者襲撃事件で頭蓋骨骨折被害者が出た話。 怯えながらも、護身用バットを頼りに河川敷から離れられない居住者。 消えた居住者の後始末をする、当局担当者の心無い言葉に憤る佐藤さん。 “丘”(元の世間)に戻る事を怖いと話す30代。 傷ついた猫をなめてあげる、佐藤さんの飼い犬モモ。 リーマンショック以来の不況が、空き缶相場に与えた影響。 撮影者の足元に擦り寄る仔猫(親を失くしたと思われる)を引き取ったおぢさん。 小西氏の奥様が餌をやり、見守ってきた捨て猫「チャアカ」の死。 仲間のネコを護り、いつも傷だらけだった「レンマ」をお気に入りと話す小西氏。 トントンの引き取り手が決まり、安堵する中野さん。 再就職もままならず解雇され、再び空き缶拾い生活に戻る佐藤さん。