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第五番

秋篠寺



巡礼日 平成二十一年一月十二日
山号・寺名 秋篠寺
宗派 単立
所在地 奈良市秋篠町757
 奈良時代末期宝亀七年(776)光仁天皇勅願による創建、また秋篠朝臣の氏寺が後に勅願寺となったという説がある。宗派は当初の法相宗から真言宗、浄土宗へ更に昭和二十四年からは単立となったという。



東門    
車のすれ違いがやっとという狭い路地に突然現れます。
金堂跡    
真言密教道場として隆盛をきわめるも、保延元年(1135)兵火により伽藍の大半を焼失し今は見事に青々とした苔の庭になっている。
本堂(国宝)     
創建当初講堂であったものを金堂の焼失後、鎌倉時代大修理を受けて本堂となったもの。均整がとれた様は見飽きない。
開山堂     
僧正善珠大徳を祀る。
大元堂    
秋篠寺別尊「大元帥明王像」を安置。
大元明王(たいげんみょうおう)(写真)    
本物は見れないが、写真が大元堂前に置かれてあった。大元帥明王とは宮中のみで行われる修法のご本尊。尊像を造ることが禁じられたもので、この像は日本ではここにしか無い。秋篠寺と天皇家の強い結び付きを示すしている。
苔にあたる木漏れ日    
南門     
かってはこの門の更に南に南大門があったらしい。
南門よりみた境内     
両側に苔むした雑木林がひっそりと佇む。
東塔跡礎石    
南門から少し入って右手にある。左手には西塔跡があるようです。



御朱印
秋篠寺では朱印を扱っていませんでした。



あとがき
 創建時から宮中との繋がりが強く、寺内にある香水閣閼伽井が禁裏御香水所として明治四年まで献泉されていたという。狭い路地に面した寺で、苔むした雑木林に1300年以上の歴史と栄枯盛衰を見るようでした。


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