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第八番

飛鳥寺



巡礼日 平成二十年十二月二十七日
山号・寺名 鳥形山安居院飛鳥寺
宗派 真言宗豊山派
所在地 奈良県高市郡明日香村飛鳥682
 蘇我馬子発願により建てられた日本最初の本格寺院。大仏は七世紀初頭の建立だが様々な災難によりかなりの部分が補修されてはいるが日本最古の仏像である。
新西国三十三箇所第九番霊場。
聖徳大師遺跡二十八箇所第十一番霊場。



寺入口と飛鳥大仏標石    
六、七世紀頃は壮大な寺だったが現在はごらんのようなこじんまりした入口。味のある字体の標石は江戸時代の作。台石は飛鳥寺創建時の礎石が用いられている。
飛鳥大仏    
推古天皇十七年(609)鞍作鳥(止利仏師)によって造られた日本最古の仏像。様々な災難に合っているが、今も創建時の位置にある。重要文化財。
飛鳥寺復元図     
塔の周りを三っつの金堂で囲っている。これは高句麗の形式を踏襲しているという。
仏殿     
飛鳥大仏が納まっているお堂。創建時の中金堂の壮大さには及ばないが、まさしくこの位置が中金堂にあたる。
思惟殿    
聖観世音菩薩をまつる、新西国霊場。
鐘楼    
参拝者は自由に撞けるようになっています。その音は明日香の地に気持ちよく響きわたるようでした。
蘇我入鹿首塚    
飛鳥寺西方すぐのところにある。このあたりの静かなたたずまいは蘇我氏が権勢を誇った時代と変わらないのでは。
西門跡     
創建当時の西門があったところ。
西門跡より飛鳥寺をみる。     
現在は大仏のお堂と鐘楼しか見えないが、創建時には壮大な塔が天を指していたと想像する。
塔心礎位置    
立札の3メートル下に塔心礎が埋まっている。



御朱印



あとがき
 日本最古という歴史ある寺が今も残っていることに感慨を覚えた。しかし当時の面影はなく以外に小さな寺にびっくりする。おそらく当時は強固な宗派が成立してなく時の権力の庇護のみが頼りだったのだろう。権力が交代したり、自然災害にあったりして順次寂れていったものと思われる。そのような中を残ってこれたのは、飛鳥大仏があったからだと思われた。


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