ホームページトップへ 百寺巡礼トップへ

第十三番

那谷寺



巡礼日 平成二十年四月十六日
山号・寺名 自生山那谷寺
宗派 真言宗別格本山
所在地 石川県小松市那谷町ユ-122
 養老元年(717)開創。本殿は洞窟内ある珍しいもので、当初は自生山岩屋寺と称した。 その後寛和二年(986)西国三十三番札所を開いた花山法王がこの地を訪れ、西国三十三ヶ所第一番紀伊の那智山と第三十三番美濃の谷汲山の各1字をとって那谷寺と改められた。
 開創後南北朝の乱、一向一揆により坊舎が焼かれたが1640年時の加賀藩主により本殿、三重の塔等が再建された。



山門    
端正な趣がある山門。
金堂華王殿    
平成二年に650年振りに再建された総檜造り。
庭園     
参道両側はビロードを敷き詰めたような苔が歴史を物語るようだ。
シャクナゲ     
庭園を彩る石楠花。
ヒトリシズカ    
庭園に名前のとおり静かにさいていた。
奇岩遊仙境    
海底噴火の跡とつたえられる奇岩。本殿は写真右下の岩窟内にある。
山門から奇岩遊仙境に至る参道    
杉と椿の巨木が連なる。
中門     
奇岩遊仙境を過ぎて本殿へ至るところにある。門をくぐって石段を登ったところが本殿。
大悲閣拝殿、唐門、本殿     
那谷寺の中心をなす建造物。本殿そのものは写真の建物の奥にある。宮崎県の鵜戸神宮のような造り。
三重の塔    
本殿から池の端を通った一番奥にある。小振りながら気品ある塔。
芭蕉句碑(左)、翁塚(右)    
元禄二年八月に参拝し詠んだもの。奥の細道に記されている名句。    
「石山の 石より白し 秋の風」
護摩堂    
本殿と同じ時期に加賀藩主により再興されたもの。 
鐘楼    
朝鮮より請来した名鐘を吊るしてある。
奥の池畔に咲く桜    
本殿から三重塔への途中に池があり、桜並木となっていた。



御朱印



あとがき
 岩窟内の本殿と奇岩遊仙境がこの寺の特徴。深山の雰囲気ながらこの季節には、桜、シャクナゲ、ヒトリシズカ、ショウジョウバカマ、落椿などが温かく迎えてくれた。(那谷寺HP)


ホームページトップへ 百寺巡礼トップへ