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第二十番

神宮寺



巡礼日 平成二十年十月二十五日
山号・寺名 霊王山神宮寺
宗派 天台宗
所在地 福井県小浜市神宮寺町30-4
 和銅七年(714)神願寺として創建され、その後神宮寺に改称、鎌倉幕府祈願寺社七大寺七大社の内に加えられた。
 神宮寺とは、神は仏の仮の姿とする神仏習合思想から設立された寺院。明治時代の廃仏毀釈によりほとんどが消滅し現存するのは全国で18寺院となっている。ここ若狭神宮寺はそのひとつ。本堂には神仏両方をまつっている。また東大寺二月堂のお水取りのための水を送る、お水送りの神事が3月2日に行われることでも有名。



仁王門(北門)    
鎌倉時代末、重要文化財。
参道    
仁王門から本堂へ向かう。
本堂     
室町時代天文二十二年(1553)再建。正面に掛けられた注連縄が神仏を祀る寺をあらわしているようだ。背後は神宮寺の御神体とされている。
お茶所     
本堂脇にある藁葺き屋根が優しい。
本堂からの眺め    
本堂縁側から注連縄越しに前方の山を臨む。
庭園    
本堂脇の庭園。濃い緑色の苔が美しい。
護摩壇    
お水送り神事に使われる。
閼伽井戸     
奈良東大寺二月堂へお水を送る水源の井戸。
お水送り水源     
ここの水を東大寺二月堂若狭井の水源とされる鵜之瀬へ運ばれる。
椎(すだじい)の木    
樹齢500年の大木。
本堂とお茶所    
   
鵜之瀬    
お水送り神事が行われる。名水百選にもなっている。



御朱印



あとがき
 神仏共存の現在では珍しい寺。注連縄が掛かった本堂に向かうと、なにか不思議な感じがします。(神宮寺本堂・若狭小浜のデジタル文化財HP)


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