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第二十八番

浄瑠璃寺



巡礼日 平成二十一年二月十四日
山号・寺名 小田原山浄瑠璃寺
宗派 真言律宗
所在地 京都府木津川市加茂町西小
 京都府でも南にあり奈良県に近い山里にある、本堂には九体の阿弥陀像をまつっている、このような形式のものは平安期には数多くあったが現在はここだけの珍しいもの。  
西国薬師霊場第三十七番・関西花の寺霊場第十六番



参道    
碑文はかろうじて「名勝史跡 浄瑠璃寺」と読める。
参道脇の馬酔木    
参道右側に山門まで植えられていて今が身頃。
山門     
本堂     
嘉承二年(1107)建立。中には九体の阿弥陀像が横一線に安置されている。国宝。
三重塔    
本堂と池を隔てて建っていて薬師如来をまつる。方角では西に本堂、東に三重塔。これは東方浄土の薬師如来が苦悩を救い、西方浄土へ送り出す、その西方浄土で迎えてくれるのが阿弥陀仏であるという宗教的意味がある。国宝。
本堂よりみた三重塔    
三重の塔よりみた本堂    
正面の扉一枚一枚の奥に阿弥陀仏が一体ずつ。
参道でみた猫     



御朱印



あとがき
 奈良市内から車で約30分、細く曲がりくねった道の先にこの寺があった。このあたりの当尾(とうの)地区は多数の石仏があり中世には、多数の僧が都会から離れてこの地で修行していたという。浄瑠璃寺は実にシンプルに浄土をあらわした伽藍配置に安らぎを感じ、そして本堂内に頭を天井につかえそうにして横一線に安置された九体の阿弥陀仏を目の当たりにして、その迫力に驚愕と感動を覚えた。(木津川市HP浄瑠璃寺)


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