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第三十一番

三井寺



巡礼日 平成二十年二月一日
山号・寺名 総本山園城寺三井寺
宗派 天台寺門宗総本山
所在地 滋賀県大津市園城寺町4220
 古くは長等山園城寺(おんじょうじ)と称し、三井寺の俗称は天智天皇、天武天皇、持統天皇の産湯に用いられた霊泉があることから、御井の寺と呼ばれていた。 
 開祖智証大師は弘法大師の姪にあたる。



仁王門(園城寺大門)    
かって滋賀県内の別の寺で建てられ、その後伏見城へ移されたものを徳川家康により当地へ移されたもの。このように三井寺には他所からの移築が多い。
釈迦堂(園城寺食堂)    
元御所の清涼殿と伝えられる。
釈迦堂より仁王門を臨む。     
弁財天     
釈迦堂の右前にあり、天和三年(1890年)建立。
金堂    
三井寺は創建以来数度の兵火にあっていて、現在の建物は慶長四年(1599年)豊臣秀吉夫人の北の政所によるもの。今は平成大修理中のため、建物全体は見れませんでした。
鐘楼    
近江八景のひとつ、三井の晩鐘で有名。その音色は「日本の音風景百選」に認定されている。
閼伽井屋    
天智天皇、天武天皇、持統天皇が産湯に用いたという霊泉。三井寺の名の起こり。「閼伽」とは功徳の水、霊地の水の意。今もこんこんと湧き出ている。
弁慶の引き摺り鐘お堂     
もともと三井寺にあったものを弁慶が山門争いで奪い比叡山へ引き摺りあげたという伝説の鐘。
弁慶の引き摺り鐘     
伝説とはいえ、弁慶一人ではとても扱えない大きさ。
一切経蔵    
元山口県の寺にあったものを毛利輝元により寄進、移築されたもの。
三重塔     
この塔は奈良県の寺から徳川家康により移築されたもの。
潅頂堂(かんじょうどう)    
密教伝承の道場。
弁慶鐘への案内道標    
西国三十三所巡礼者への案内でしょうか、この道標は観音堂からの道筋にたくさんありました。
微妙寺    
湖国十一面観音霊場の第一番札所。
お地蔵さん    
微妙寺から毘沙門天への途中で見つけました。新しいものですが丈に比べて大きな顔が印象的。建てた人はどんな願いを託したのでしょうか。
毘沙門堂    
こぶりながら極彩色の優美な建物。
毘沙門堂彩色    
緑と朱色が基調の鮮やかさにびっくり。
観音堂(西国十四番札所)    
本尊の如意輪観音は三十三年毎に開扉される秘仏。
観音堂鐘楼    
文化十一年(1814年)建立。
鐘楼内部    
堅固な木組みの奥に鐘が見える。
観音堂よりの眺望    
ここからは琵琶湖の眺めは格別。
観月舞台    
謡曲「三井寺」を連想させる建物。古人は湖水を渡る夜風を感じながらの観月を楽しんだのだろう。
千団子社(護法善神堂)    
石橋脇の立て札には「鬼子母善神堂」とあるように鬼子母神をまつっている。
三井寺看板    
かなり広く、全部は回りきれなかった。拡大図



御朱印



あとがき
 平安時代創建してから、再三兵火にあいながらも整備されてきたのは、三井寺の歴史と、おそらく創建以前からあったと思われる閼伽井屋の泉が枯れなかったことも要因のひとつだと思いました。 (三井寺HP)


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