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第三十六番

石塔寺



巡礼日 平成二十年十一月十一日
山号・寺名 阿育王山石塔寺(あしょかおうざんいしどうじ)
宗派 天台宗
所在地 滋賀県東近江市石塔町860
 聖徳太子は近江に48の寺を建立しているが、石塔寺は48番目の満願寺として建てられたのでもとの名は本願成就寺と称した。推古天皇時代(592年〜628年)。
 近江西国三十三箇所霊場第二十二番札所。



参道入り口    
石段を上がって左手が参道になっている。
参道    
中ほどにある灯篭を右に行くと本堂、真っ直ぐ行くとすぐ石段になり寺名由来の石塔がある。
参道より見た本堂     
山門     
本堂は門を通って左手。
本堂    
もと八十坊を超える大伽藍だったが織田信長の焼き討ちにより全て焼失、その後江戸時代の復興により現在に至る。
阿育王塔への石段    
本堂横からのびている157段を上がった所に阿育王塔がある。その一帯は別世界のよう。
阿育王塔(あしょかおうとう)    
ここが日本寺院であることを忘れてしまうような塔が石段を登ったところにあった。伝承ではインドの阿育王が三千世界に撒布した8万4千基の仏舎利塔の一つといわれている、実際はこのあたりへ渡来した百済人により建立されたものらしい。重要文化財。
宝塔と五輪塔(二基)     
宝塔・西安四年(1302)建立。五輪塔・嘉元二年(1304)と貞和五年(1349)建立。重要文化財。
鐘楼     
散策路    
阿育王塔裏の小路、道端には石仏がずらりと並んでいる。
石塔群    
石塔は阿育王塔周囲にもあるがこちらは散策路脇。
石仏群    
石塔群とあわせて数万といわれるその量に圧倒された。 



御朱印



あとがき
 百済からの渡来人が立てたとおもわれる石塔を中心にした無数の石塔がとにかく異様。不思議な感覚を誘う。他には無い「石・石・石」の世界がここにある。現在はこじんまりしているが決して忘れることはない寺になるだろう。


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