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第五十三番

道成寺



巡礼日 平成二十年三月十七日
山号・寺名 天音山道成寺
宗派 天台宗
所在地 和歌山県日高郡日高川町鐘巻1738
 大宝元年(701年)創建の和歌山県最古の寺。有名な安珍・清姫の事件は創建後227年後の928年のこと。道成寺の場所は知らなくても寺の名前は知っていいる人は多いのでは。この寺には文武天皇夫人宮子姫の「かみなが姫」物語も伝わっております。



仁王門    
参道の石段は62段あり元禄13年(1700)建立、平成5年塗り替えているので新しく見える。創建時には左右に回廊があったらしい。
土塁    
仁王門への石段脇両側に築かれているしっかりしたもの。
本堂     
承平12年(1357)それまで650年間使われていた講堂から立替られたもの。
三重塔     
宝暦14年(1764)再建された。
鐘巻の碑     
蛇に変身した清姫が安珍の隠れた鐘を巻いて焼死させたという能の場面「鐘巻」の碑。
再興鐘楼跡     
安珍・清姫事件の400年後に鐘楼を再興したが法要の最中に清姫の怨霊により鐘を落とされたという、これ以後鐘楼は再建されていない。
入相桜     
かってこの場所に県天然記念物の樹齢数百年の桜があったが昭和初期の台風で折れた跡に芽吹いたのが現在の桜(エドヒガンサクラ)。あと半月後には見ごろを迎える様子を想像しながら撮りました。
護摩堂     
長屋門     
本堂裏手にあったなまこ壁の門
御成門     
本堂左脇にあった元禄年代造の門。
槙栢(シンパク)     
本堂に向かって右手にある樹齢600年のカイズカイブキ。
宝仏殿     
元は沢山のお堂があった道成寺に伝わる国宝を含む20数体の仏像が納められている。昭和53年建立



御朱印



あとがき
 この寺はなんといっても能や文楽の安珍・清姫物語で有名。それだけではなくて仏教伝来からそう遠くない飛鳥時代創建の古刹なんですね。(道成寺HP)


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