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第六十番

四天王寺



巡礼日 平成二十年八月二日
山号・寺名 荒陵山(あらはかさん)四天王寺
宗派 和宗総本山
所在地 大阪市天王寺区天王寺1丁目11-18
 聖徳太子によって推古天皇元年(593)に創建された日本最初の官寺。中心伽藍は四天王寺様式と呼ばれる。創建以来何度も戦火にあっており、現在のものは第二次大戦後に再建されたもの。聖徳太子ゆかりとされる寺は多いが実際の創建は法隆寺と四天王寺らしい。



石の鳥居    
永仁二年(1294)それまでの木造のものを石造に改められた。奥に見えるのが極楽門。お寺なのに鳥居があるという、神仏混淆の歴史をかんじさせる。重要文化財。
聖徳太子影向引導石(しょうとくたいしようこういんどうせき)    
傍らにある説明によると、葬送等の際にこの引導石に詣でることで、太子の引導を受けることができるとあった。四天王寺四石(転法石、伊勢神宮遥拝石、熊野権現礼拝石、引導石)の一つ。
転法輪     
法輪とは、お釈迦様の教えが他に伝わること。極楽門入り口と奥の柱にそれぞれ2つある。合唱し「自浄其意」と唱えて右にまわす。
義経よろい掛け松     
幹がそれほど太くないので、それほど古い松ではなさそう。
阿弥陀堂    
三重県国束寺(四天王寺末寺)から移築されたもの。
万灯院(紙衣堂)    
紙の衣をまとった仏を祀っている。
南大門    
中心伽藍の前方にある門。ここから中門、五重塔、金堂、講堂が一直線に並ぶ。
南大門前の石注     
「日本仏法最初四天王寺」と大書されている。
仁王門(中門)     
すぐ背後の五重塔と一体化した特徴ある景観。
熊野権現礼拝石    
南大門を入ったところにある。住吉から熊野詣をする時には、まずこの場所から遥かの熊野権現を礼拝し道中の安全を祈ってから熊野古道を旅した。
南鐘堂(鯨鐘楼)    
鐘楼というより、多宝塔のような造り。
太子殿(聖霊殿)    
前殿、奥殿からなる。前殿は昭和23年、奥殿は昭和54年再建。
五重塔    
太子殿からの眺め。最上階まで上って四方を眺望できる。右側の建物は金堂。
東重門    
中心伽藍の3つの門の1つ。太子殿側にある。
北鐘堂(黄鐘楼)    
北の引導鐘ともいわれている。
亀の池    
中心伽藍の北側、六時堂前にある池。沢山の亀の日向ぼっこが見える。
六時堂と石舞台    
六時堂は1623年建立、手前にあるのが石舞台。ともに国の重要文化財。
金堂    
内壁の仏伝図が見ごたえがある。
手水場のハト    
この日も猛暑日となった。ハトも水浴び。
案内図    
拡大図



御朱印



あとがき
 気温35度を越えて汗を拭き拭きの参拝だったが、静かな中心伽藍に立ち1400年前の古を味わってみた。それらの屋根の反りはないかあっても小さく金堂の大きな屋根は上部と下部に分かれている、他の寺院でよく見るような上から下へカーブをえがくものとは異なっているのが印象的だった。(四天王寺HP)


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