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第七十五番

永明寺



巡礼日 平成二十二年九月三日
山号・寺名 覚星山永明寺(ようめいじ)
宗派 曹洞宗
所在地 島根県鹿足郡津和野町後田ロ107
 応永二十七年(1420)津和野城主吉見頼弘公創建。以来津和野城主菩提寺として栄えたが、その後の大火に見舞われ当時の僧堂は失われた。境内には文豪森鴎外や悲運の武将坂崎出羽守の墓がある。県下第一の古刹。



参道入り口    
他には参拝者がなくセミの声だけが聞こえていた。
山門    
中雀門前広場より     
奥に茅葺の本堂が見える。     
中雀門     
本堂への正式入り口。
本堂     
享保十四年(1729)の火災の後、再建されたもの。茅葺ながら堂々としている。
鐘楼堂     
坂崎出羽守墓所     
当時の津和野藩主坂崎出羽守は大阪夏の陣で千姫を助け出したがなぜか事件となり、その翌年自刃し坂崎家は断絶した。悲運の武将といわれる。
森鴎外(森林太郎)の墓     
山門を入ってすぐにある。大文豪で軍医だった鴎外にしては朴訥な印象の墓。
参道脇の萩     
案内図     
拡大図



御朱印
ご住職がその日は所要で不在されていて受領できず。残念。



あとがき
 山陰の小京都津和野の西北に永明寺はあった。江戸時代は石州本山とも呼ばれた寺だが、その後の大火や明治の廃仏毀釈などで現在の規模になってしまったらしい。でもこの静謐さが好ましくもある。


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