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第七十六番

東光寺



巡礼日 平成二十二年九月三日
山号・寺名 護国山東光寺
宗派 黄檗宗
所在地 山口県萩市椿東椎原
 元禄四年(1691)萩三代藩主毛利吉就が建立し、吉就の死後毛利家菩提寺となった。毛利家は100万石を超す大大名だったが関が原の合戦で西軍だったため、37万石に減俸、萩に移転した。それまでなにもないところだった萩を発展させた。



総門    
元禄六年(1693)頃建立。中国風外観が黄檗宗らしい。重要文化財。
三門    
文化九年(1812)建立。重要文化財。
三門扁額     
「解脱門」とある。     
鐘楼     
元禄七年(1694)頃建立。見かけは普通のお堂のよう。重要文化財。
大雄宝殿     
元禄十一年(1698)建立。他宗派の本堂にあたる建物。重要文化財。
毛利家廟所     
第三代以降の奇数代藩主夫妻の墓所。初代藩主及び第二代以降の偶数代藩主の墓所はそれぞれ別の場所にある。
廟所内     
墓の前には家臣によって献上された約500基の灯籠が整然と並ぶ。これはそれまであった殉死の風習に変えたもの。
毛利氏の墓     
中央向かって右に第三代吉就(寿徳公)、向かって左に夫人亀姫(長寿院)の墓。



御朱印



あとがき
 毛利家は藩校明倫館を作り人材育成に力を入れたことで知られる。それがこの地から吉田松陰、高杉晋作ら明治維新で活躍した人材を多数輩出したもとになったのだろう。萩市内にはそれらの旧跡が多数あり散策がおすすめ。


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