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第七十八番

阿弥陀寺



巡礼日 平成二十二年九月五日
山号・寺名 華宮山阿弥陀寺
宗派 東大寺別院華厳宗・真言宗
所在地 山口県防府市牟礼上坂本1869
 文治三年(1187)東大寺再建の大勧進重源上人創建。朝廷は周防一国の租税を東大寺に寄付し重源上人を周防国務管理に任じた。創建時の建物は既になくなっているが、本堂や念仏堂への石段に往時を偲ぶことができる。



参道入り口    
奥に見えるのは仁王門。
仁王門    
貞享二年(1685)毛利就信公再建。市重要文化財。
本堂への石段     
阿弥陀寺は石段が多い。     
山門     
本堂     
享保十六年(1731)毛利広政公再建。
護摩堂     
享保十六年(1731)毛利広政公再建。
睡蓮池     
岩石園のよう。本堂横。
開山堂     
経堂     
享保四年(1719)再興。
念仏堂     
2度ほど焼失し、現在のものは明治三十六年(1903)再建のもの。
鐘楼     
創建時の鐘はなく、現在のは昭和三十三年(1958)東大寺六葉鐘を模して東大寺より寄贈されたもの。
念仏堂への石段     
湯屋     
鎌倉時代以後の古い様式。向かって右から、脱衣場、洗い場、釜場。国重要有形民俗文化財。
阿弥陀寺からの眺め     
防府市街と左奥に周防灘が見える。



御朱印



あとがき
 市街近くにありながら、石段が多く山岳寺院の趣がある。奈良から遠いこの地が東大寺再建の拠点となったということは、現代から想像する以上に瀬戸内海の海運が発達していたのでは。なおこの寺は「あじさい寺」や紅葉でも有名だそうで、もし次の機会があればその季節に行ってみたいもの。


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