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第七十九番

浄土寺



巡礼日 平成二十一年十一月二十七日
山号・寺名 天法輪山大乗院浄土寺
宗派 真言宗泉涌寺派大本山
所在地 広島県尾道市東久保町20-28
 飛鳥時代(616年)聖徳太子開基と伝えられる古刹。その後鎌倉時代に定證上人によって再興される。その頃建造された本堂、阿弥陀堂、多宝塔が現在のものでいずれも国宝、重要文化財に指定されている。更に全国でも例のない寺域全体が国宝指定されている貴重な寺。
中国三十三観音第9番札所。



参道    
国道2号線から山門を仰ぐ。中間にあるのは参道をまたいでいるJR山陽本線の鉄橋。
山門    
南北朝時代の作。重要文化財。
山門前からの眺め     
正面の向島との間が尾道水道。     
本堂     
鎌倉時代(1327年)和様に天竺様式が取り入れられている。国宝。
阿弥陀堂     
南北朝時代(1345年)。均整のとれた姿が美しい。重要文化財。
多宝塔     
鎌倉時代(1328年)。高野山、石山寺とともに日本の三大名塔の一つ。
唐門     
正徳二年(1712)。後方に見える方丈への勅使門となっている。重要文化財。
護摩堂     
子安堂     
本堂よりの眺め     
すぐ下に海が見えて気持ちの良い眺め。



御朱印



あとがき
 浄土寺は海と山の間にあるそう広いとはいえない場所にいにしえが凝縮されたような所だった。すぐ目の前に海があり左のほうにはしまなみ街道の尾道大橋が是まで見てきた寺とは違った新鮮なロケーションである。阿弥陀堂では蓮如上人直筆と伝えられる「六字名号」があった。真言宗の寺に真宗中興の祖蓮如の名号とは、なんとも不思議な気がした。(浄土寺ホームページ)


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