ホームページトップへ 百寺巡礼トップへ

第八十三番

二尊院



巡礼日 平成二十一年四月十一日
山号・寺名 小倉山二尊教院華台寺
宗派 天台宗
所在地 京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
 百人一首の小倉山東麗にあり本尊に釈迦如来と阿弥陀如来を祀ることから二尊院と呼ばれる。承和年間(834〜847)に嵯峨天皇勅願により開山。
法然上人二十五霊場十七番札所。



道案内    
二尊院の東北角にある。このあたりは名所がたくさんあって人通りが多い。
総門    
伏見城の薬医門を移築したもの。
西行法師庵跡     
立札に書かれた歌は、     
「我がものと     
  秋の梢を思うかな     
 小倉の里に家居せしよ里」     
紅葉の馬場     
総門を入って黒門までのあいだ。
勅使門     
応仁の乱(1467〜1477)により諸堂焼失したが永正十八年(1521)再建された。
高浜虚子句碑     
「散紅葉 こゝも掃きゐる 二尊院」
九頭龍弁財天堂     
本堂     
永正十八年(1521)再建。内陣には寺名の由来となった二尊(釈迦如来、阿弥陀如来)立像が祀られている。京都御所の紫宸殿を模していて外陣の廊下は鴬張りになっており歩くとキュッ、キュッと音がする。
「小倉山」勅額     
後柏原天皇勅額。
本堂前サクラ     
「二尊院」勅額     
本堂にかかっている、後奈良天皇勅額。
しあわせの鐘     
梵鐘は平成四年(1992)再鋳のもの。
法然上人廟     
弁財天堂脇の石段を登りつめたところにある。
藤原定家時雨亭跡     
藤原定家卿百人一首選定の場所。
三帝稜     
右より土御門天皇、御嵯峨天皇、亀山天皇。
二尊院案内図     
拡大図



御朱印



あとがき
 よくは知らないが応仁の乱で京都が戦場となり、ほとんどの寺が犠牲になった。この寺もその時に焼失している。たくさんの寺を見てきたが、人生の旅路で見送る釈迦如来と極楽浄土から迎えられる阿弥陀如来を同時に礼拝できるよになっているのは始めてで二尊院ならでは。この地はトロッコ嵐山駅に近く、観光客で賑わっていたが車でくる人は少ないらしく、門前の無料駐車場にスムーズに止めることが出来て助かった。でも10台ほどのスペースしかなく止められない場合が多いかも知れないので、車で行こうとする方はご注意を。


ホームページトップへ 百寺巡礼トップへ