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第九十一番
観世音寺
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巡礼日 | 平成二十二年三月二十日 |
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山号・寺名 | 清水山観世音寺 | |
宗派 | 天台宗 | |
所在地 | 福岡県太宰府市観世音寺5-6-1 | |
天智天皇創建、それから80年以上かかって聖武天皇天平十八年(746)に完成した。当時のものは礎石や梵鐘ぐらいだが、平安時代復興期の多くの仏像が残っている。これらは宝蔵にて公開されている。その中には、高さ4、5メートルのものもあり壮観。 |
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寺標
なんという書体なのだろうか、特に「観」の字が難しい。ここから講堂まで真っ直ぐに参道がのびている。 |
講堂
元禄元年(1688)再建。 |
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金堂
寛永八年(1631)再建。 |
碾磑(てんがい)天平石臼
穀類ではなく朱を挽いたらしい。 |
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五重塔心礎
講堂の右手前にある。創建時はこの五重の塔に相対して金堂があり、正面の講堂と中門を廻廊が廻らされていた。右奥にあるのが鐘楼、この梵鐘は日本最古といわれる(国宝)。 |
宝蔵
1959年完成。金堂、講堂に収められていた重要文化財十数点の仏像が収納されている。その中には高さ4,5メートルあるものも、素晴らしい。 |
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南大門跡
参道脇に礎石が。 |
戒壇院(西戒壇)
天平宝字五年(761)、鑑真和上創建。東大寺、下野薬師寺とあわせて天下の三戒壇と称す。現在は観世音寺とは別法人。 |
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戒壇院内の礎石
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観世音寺絵図。(創建時)
奈良の川原寺様式の伽藍配置。 |
御朱印 | |
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あとがき |
九州地区最初の巡礼地。観世音寺は大宰府天満宮近くにある。昼近くだったが参拝者はそれほどでもなく、静かな雰囲気。創建時の壮大な伽藍は失われているが、中世復興時の仏像が数多く公開されており、それらを見れたことだけで、はるばる来た甲斐があったというもの。 |
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