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第九十六番

崇福寺



巡礼日 平成二十三年二月十一日
山号・寺名 聖寿山崇福寺(そうふくじ)
宗派 黄檗宗別格地
所在地 長崎市鍛治屋町7−5
 寛永六年(1629)長崎在留の中国福建省出身が故郷の僧超然を迎えて創建。日本では珍しい明から清にかけての南支様式の建築。



三門(重要文化財)    
嘉永二年(1849)中国人の指導で建てられた。竜宮門ともいわれている。電車路から細い道を上っていくと突然目の前に現れてびっくりする。昔絵本で見た竜宮城そのまま。
第一峰門(国宝)    
正保元年(1644)創建。元禄九年(1696)改築。切組みされたものを輸入して組み立てられた。
大雄宝殿(国宝)     
正保三年(1646)創建。     
媽祖堂門(まそどうもん)(重要文化財)     
文政十年(1827)再建。
大釜     
天和年間(1680年代)飢饉のとき書籍などを売って施粥をしたときに作られたもの。
鐘鼓楼(重要文化財)     
媽祖堂(まそどう)(県指定史跡)     
航海の安全を祈願するため海の神様媽祖を祀ったもの。
開山堂     
護法堂(重要文化財)     
享保十六年(1731)再建。向かって左に韋駄天、右に関帝(関羽)、中央に観音を祀る。
円窓     
護法堂横にある窓。
大雄宝殿屋根     
シャチのようなものは想像上の魔伽羅とおもわれる。
売店     
第一峰門脇にある売店。



御朱印



あとがき
 黄檗宗の寺院としては、京都の萬福寺より25年早く創建された寺で、中国寺院そのものといった趣。鎖国された江戸時代でも長崎が国際都市だったのだ。この崇福寺から興福寺の一帯はお寺が多く落ち着いた雰囲気。次の興福寺まで徒歩で15分だった。


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