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第九十八番

人吉別院



巡礼日 平成二十二年三月二十一日
山号・寺名 本願寺人吉別院
宗派 浄土真宗本願寺派
所在地 熊本県人吉市七日町25
 人吉は室町時代から明治初期まで360年間念佛禁制があったところ。この間隠れ念仏として信仰が連綿として受け継がれた。明治に信仰解禁後第一号に設立されたのが人吉別院。



山門    
彼岸法要の幕がはってある。
山門柱飾り    
左右にあり、前方に向いて獅子、側方を向いて象が。獅子は左右で阿吽になっている。
本堂     
明治十一年竣工。
鐘楼     
隠れ念仏資料     
本堂内に展示。正面に殉教地めぐり案内図。下のケースに殉教者の遺品。
殉教者遺品その一     
向こう側に仏を傘に隠した「傘仏」、傘仏の下にはまな板に隠した「俎仏」。
殉教者遺品その二     
知人に密告され処刑された隠れ念仏の伝道者、伝助の遺品。
柱に隠された阿弥陀如来     



御朱印(参拝記念スタンプ)



あとがき
 熊本インターから南へ約100キロメートル、途中の八代からは6330メートルの肥後トンネルをいれて23個ものトンネルを抜けていったところに人吉はあった。隠れキリシタンというのは聞いたことがあったが、隠れ念仏は知らなかった。他地方でも一向宗弾圧はあっても360年もの長い間禁止されたのは人吉ぐらいではないか。百寺巡礼では様々な珍しい歴史を持った寺を巡るがここもそのうちの一つ。


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