「どうして、1周360°?」
(テーマ提供者 ログさん)
ログは見た 投稿者:ログ 投稿日:10月25日(金)22時14分42秒
ところで。皆様。
「どうして、一周が360°なんですか?」
100°の方がキリがいいと思うんですけど・・・。
雑学好きのログとしてはとっても知りたい疑問です。
もし、知っている方がいらっしゃれば教えてください。
レス 投稿者:ガジ 投稿日:10月26日(土)00時56分04秒
角度の単位には10進法のものもあるようです。
ちょっと調べてみようと思いますが、
360は「1年365日」も関係あるのかな・・とか
約数が多いから利用されるのかなぁ・・
昔、1ドルが360円だったって知ってますか?
その理由は、「円」だから360なんだって
>>ログさん
360 投稿者:小杉原 啓 投稿日:10月26日(土)05時22分07秒
やはりこれは天文学と関係しています。
紀元はるか前、古代バビロニアの1年(30日×12ヶ月)に由来するといわれています。
古代バビロニア人は経験から1年周期で天球上の太陽の位置が変わる(公転)ことに気づいていたんですね(さすがに太陽のほうが動いているとは思っていたようですが)。そこで1日あたりに太陽が移動する角度を1度としたようです。
また、バビロニアでは60進法を用いていたので1分=60秒などという現在も使われている単位系がそこで生まれたとされています。
角度の単位では他に弧度(ラジアン)というのが有名で、高校以上の数学ではこちらを使うことになります。
半径1の円の円弧1に対する中心角を1ラジアンとしたもので、1周は2πラジアン(「ラジアン」は省略されることが多い)となります。
常にπが絡んでくるので一見使いにくそうですが、面積を計算したりするときには大変便利です。
360 投稿者:ガジ 投稿日:10月26日(土)14時54分04秒
円の中心角,つまり,一回りを360度と決めた起源は
古代バビロニアによる次のような説がある.
BC2000年頃のバビロニアの暦は,30日を1ヶ月とし,1年は12ヶ月の360日を基準としていた.
当時のバビロニアでは農耕生活が中心だったため,
月名は農耕生活と結び付けて
「作物が黄色になる月」「羊毛を刈る月」のように名づけられていた.
しかし1年を360日としていたために,月名と実際の季節とがしだいにあわなくなってくる.
そのために適当な時期に閏月をおいて調整していた.
重要なのは1年を360日としていたことである.
バビロニア人は,太陽は天球に所在する自分の位置を毎日少しずつ移動し,
1年間に天球を1周することを知っていた.
そこで,太陽が1日に天球を移動する角度を1度とし,1周を360度とした.
そこからさらに,バビロニアの60進法の伝統に従い,
1度は60分,1分は60秒という単位系ができたという.
http://www.auemath.aichi-edu.ac.jp/semi/iijima/1998/okai/360.htm
から(無断)転載
ただ、世の中には直角を100とする。Gradなんていう単位もあるらしい。
windowsについている「電卓」でも、
「度(Deg)」「ラジアン(Rad)」「グラード(Grad)」の3種類が使える。
バビロニア人って・・・ 投稿者:ログ 投稿日:10月26日(土)21時34分10秒
バビロニア人。偉いですね。
もしログが古代バビロニアに生きてても、
多分作物ばっか無駄に作って死んでいったでしょう。
情報提供してくださった皆様。
本当にありがとうございます。
(無題) 投稿者:くっしー 投稿日:10月27日(日)00時07分43秒
皆さん、天文学にも精通していますね!スゴイです!
テスト終了! 投稿者:33! 投稿日:11月 1日(金)22時53分53秒
少し前になりますが1ドル360円の話し、家や学校で話したらみんなやったら感心しててちょっといい気になってしまいました。ガジさんありがとうございました(笑)
Σ 投稿者:ガジ 投稿日:11月 2日(土)00時27分22秒
33!さん、(読むと「さんさんっさん」ですね。)
¥360=1$の話、むか〜し為替レートを決めるとき
最後の決め手がああいった事情だったんだって。
テストお疲れさま
このhpは本当にためになります。 投稿者:柿原伸次 投稿日:11月 5日(火)23時05分35秒
このhpは本当にためになりますね。
掲示板の記録を見ていて、360度のなぞについて見ました。
今日の塾の授業で、そのことについての話がありました。(社会で)
どういう話かというと、「昔1ドル360円だったのは円が360度だからよ。
それで東京とは昔、大もうけして地方交付税交付金をもらってなかったのよ。」
という話です。全く同じですね。素晴らしい!!僕だけ知ってて、チョット自慢できました。これからも面白い(ためになる)話を続けていってください。