春日井市歴史散策

長男に中学校から課された「ゴールデンウィークの宿題」(!?)

「春日井について調べよ」・・・。ガジは瀬戸市の北西にある春日井市に住んでいます。

息子2人と3つの史跡をまわりました。

11月、春日井の歴史でもう一つ押さえておきたい「小野道風」に関して、UP!

BGMは「仮面ライダークウガ」【データ制作:gen】

二子山(ふたごやま)古墳

春日井市の西部、味美(あじよし)地区。

上空を名古屋空港を発着する飛行機が飛び交う。

5世紀末〜6世紀初頭の

この地方の豪族を葬った前方後円墳墳丘長95m。

周囲を歩いたら5分で一周できました。

 

(左上) 二子山古墳遠景。「後円」部分

(右上) 航空写真【資料館内の展示から】

     左右に走るのは名鉄小牧線。

     左側に県道。(かなり古い写真)

(左下) 春日井では、6世紀頃に

     古墳が多く作られたようです。

 

内々(うつつ)神社

春日井の北東。岐阜県多治見市との境近く。

伝承では、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)

部下で義理の弟である、

建稲種命(タケイナダネノミコト)

祀ったのが起源となっている。

・・というと二子山古墳より数百年位前のこと?

このあたりの地名は「内津(うつつ)」という。

 

(左上) 内々神社の社殿。

     信州上諏訪の大工、立川富棟一門によって造立された。

     江戸時代後期の代表的神社社殿。

(右上) 社殿に施された白木の彫刻。

(左下) 社殿の裏にある。庭園。

    周辺は、東海自然歩道が整備されている。

    秋には紅葉もずいぶん綺麗なんだろうな。

 

密蔵院(みつぞういん)

医王山薬師寺密蔵院(天台宗)1328年開山。

鎌倉時代末、尾張天台宗復興の中心となる。

室町時代初期に作られた多宝塔は

国の重要文化財。

 

11月9日に

多宝塔屋根修復落成の

「慶讃大法要」が

行われました。

左 夕日の中の多宝塔

下 大法要を告げる札

25年ぶりの

大修理を終えた

密蔵院多宝塔。

自分の家のすぐ近くに

15世紀の建物が

今もある。

ちょっと感動的。

翌週、昼頃に。

今度は、

朝日の中で

撮ってみよう。

 

書聖 小野道風

 小野道風(894〜966)は、平安時代中期を代表する能書(書の上手な人)です。
 小野道風の家系、小野氏は遣隋使で有名な小野妹子を祖先として、岑守・篁・美材等の学者や能書を輩出した名族でした。
 幼いころから字が上手だった道風は、書をもって宮廷に仕え、数々の輝かしい業績を残しました。
 道風の日本書道史上における功績を一口で言えば、それまでの中国の書の模倣から脱して、日本の風土や日本人の感性にあった書を創始したことです。その優美な書は和様の書と呼ばれ、道風とともに三跡と称される藤原佐理に受け継がれ、藤原行成によって大成され、その後の日本書道に大きな影響を与え続けました。

(左)春日井市役所の庁舎には、こんなに立派な看板が!そ そう、ここは「誕生」したという「伝説」の地。

(右上)図書館のある建物(文化フォーラム)の1階では小野道風ロボットが2時間おきにパフォーマンス。

(右下)有名な「柳に跳びつく蛙」を道風が眺めるシーン。 

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