世界観設定  物語が進むにつれて随時追加予定です。

この世界の暦はラピネス暦という。
この世界では地球が丸いことを知っているのは一部の賢人だけである。星の半分は4つの大陸があるが、星の裏側まで行ったことのある者はまだいない。物語は主に4つの大陸を中心に展開していく。

グラシアーナ大陸
北緯30度~60度、東経0度~40度に位置する、世界最西端の大陸。ほとんどの地域が西岸海洋性気候。

ヴィランツ帝国
グラシアーナ大陸北西に位置する新興勢力。皇帝は世界征服を企んでおり、手始めに近隣の3国を滅ぼした。徹底した圧政と残虐行為が行われており、国から亡命者を出さないよう厳重な警戒が行われている。この世界で最も悪徳にまみれた国である。首都はヴィランツインペル。現在の皇帝が1代で築き上げたばかりのまだ新らしい国である。皇帝は正妃は娶らず自分が滅ぼした国の女王や王妃を妾にしている。皇太子もいない。

サイロニア王国
グラシアーナ大陸中央付近に存在する大国。首都のサイロンはヴィランツインペルの5倍はある。サイロニア城を中心として4つの都市があり、それぞれ商業都市コメルサル、工業都市アンデュストリア、学問の都市サヴァラント、武術の盛んな都市マルシャに分かれる。グラシアーナ大陸の中でも影響力の大きい軍事国家であり、伝説の勇者ランドが騎士団長として国王に仕えている。

ミドケニア帝国
グラシアーナ大陸南西に位置する帝国。首都はメアンレ。この帝国の皇帝も国を繁栄させる為に領土拡大を図っている。隣国とは戦争状態である。戦艦を所持するなど軍事力と技術力はなかなかのもの。この国には代々伝わる2つの剣、聖剣ヴィブランジェと暗黒剣デセブランジェがある。使い手は未だ現れていない。皇帝の名はヴァルドロス。目的の為には手段を選ばないところがある。皇太子の名はリュシアン。誠実で人望厚い美男子である。皇帝ヴァルドロスは女好きで多くの女性と浮名を流している。

ルドネラ帝国
グラシアーナ大陸南東に位置する大陸最大の軍事国家。千年以上の歴史がある由緒ある国である。あまりに広大な領地がある為、支配下にある3つの国にそれぞれ領土の一部を任せている。タイウィン、ウォスウェル、マルディオーン。首都はルダーン。現在は女帝アレクサンドラが治めている。ルドネラ帝国には『空間の間』がある為、グラシアーナ大陸で唯一他の大陸と交流がある。皇太子の名はアレクシス。気難しい性格である。女帝アレクサンドラは威厳と優しさを兼ね備えた名君である。



『空間の間』
超古代文明の産物。大きなアーチがあり、そのアーチをくぐるだけでずっと離れた場所に行くことができる。船を使わなくても一瞬で他の大陸まで行ける。他の大陸への移動手段としては船より主流に使われている。



北ユーレシア大陸
北緯0度~80度、東経90度~180度に位置する、世界最東端の大陸。南ユーレシア大陸とは赤道でつながっている。気候は緯度と経度により様々。東部には異国情緒溢れる東洋の文化がある。

ルヴァネスティ王国
北ユーレシア大陸北西に位置する大国。首都はヴァネスト。国は代々女王が治めている。貿易が盛んな国で、東洋の国々や砂漠地帯とも取引をしている。「空間の間」の技術により緯度の離れた南ユーレシアとの交流も盛んである。



ナルディア王国
アレルが最初に記憶喪失で目覚めた時にいた、古代人の国。面積は約10,000。どの大陸からも離れた島国で現在鎖国状態。通常の手段では見つけることができず、中に入ることもできない。高度な文明を持ち、パソコンやテレビなど最新の技術が普通に使われている。気候は温暖で世界一平和な国である。



勇者
世界を救うべく神の使いから神託を受けた者達をいう。勇者に選ばれるものは、剣の達人ばかりとは限らず、中には魔道士や僧侶もいる。魔道士系の勇者にはルヴァネスティ王国のアデリアス王女などがいる。

魔王
現在魔族には圧倒的な力を持つ指導者がいない。力のある者が魔王として名乗りを上げ、権力を争っている。その中でも特に勢力の強い者は大魔王を名乗っている。ユーレシア大陸では他の大陸と違い、魔王の存在は謎に包まれている。代わりに魔王の配下の魔将校がいる。ユーレシア大陸の魔将校は他の大陸の魔王と同じくらいの実力を持つ。魔族達は多くの魔王、大魔王を従える力を持った者――魔界の帝王が現れるのを望んでいる。

ミドケニア帝国の聖剣と暗黒剣
ミドケニアには古来から伝わる2本の対になる剣がある。1つは聖剣ヴィブランジェ。もう1つは暗黒剣デセブランジェという。この2本をそれぞれ使いこなす者を手中におさめれば世界を支配できるという。聖剣ヴィブランジェの使い手が神託を受けた時に授かったブラックダイアが反応する暗黒騎士こそが暗黒剣デセブランジェの使い手である。






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