このページでは「Rambling Journey」の世界地図とその解説を載せています。

世界地図に関して、初めから自分の中で決めてあったのですが、創作ノートの簡単な図でしか書いていなくて、サイトに掲載するに当たってどのようにすべきか迷いました。
最近は自作ゲームや創作用に異世界の架空地図を作成するツールがあるようなので、調べてみたんですが、どうも私が思ったようなものは上手く作れませんでした。
私の場合、大陸の形状や山・谷・島などを決めていたわけではなかったのです。私が決めていたのは大陸と国の緯度・経度のおよその配置でした。
一応、お絵描きソフトも持っているのですが、じゃあ手描きにするのか?しかし見栄えが…
お絵描きソフトもあまりいろんな機能を使いこなせてないし、画像の加工とか編集とかもよくわからない。なんかグリッド線とかあるみたいだけど…


もういい。いっそのことExcelで。


というわけでExcelで世界地図を作成してみました。

まずは現在、主人公のアレルが旅をしているグラシアーナ大陸。簡略地図で表すと下図のようになります↓



グラシアーナ大陸は北緯30度~60度、東経0度~40度に位置する、世界最西端の大陸です。ほとんどの地域が西岸海洋性気候。だいたい現実世界のヨーロッパくらいの大きさです。物語本編開始時点で出てくるヴィランツ帝国はグラシアーナ大陸北西にあります。サイロニア王国はグラシアーナ大陸中央からやや北西寄りに位置します。この大陸は北東、北西、南東、南西にそれぞれ4つの帝国があります。グラシアーナ最強の軍事国家はルドネラ帝国です。


それでは今度は世界地図。本作の世界地図は地球儀をくるくる回しながら考えて作成したわけなんですが、北極から南極まで考えた結果、思ったより大きいものになりました。
実はこれでも地球儀の半分しか使ってないんですよ。残りの半面、こちらを仮に表とすると地球の裏側はどうなっているのかは後述します。



世界の大陸については第2話2節でギルが解説していますが、北半球最西端にグラシアーナ大陸、その東にザファード大陸があります。ザファード大陸の南、南半球にマルキア大陸があります。グラシアーナ大陸、ザファード大陸、マルキア大陸の気候はほとんど温帯地域です。

およそ東半分にユーレシア大陸があります。ユーレシア大陸は赤道で南北につながっています。南ユーレシア大陸は全て世界最大の帝国、ダイシャール帝国の領土です。北ユーレシア大陸は様々な文化の国があります。北方地方は現実世界のロシアやカナダみたいな感じになっています。北ユーレシア大陸西側は西洋文化の国々があり、北西部に第10話に出てきたルヴァネスティ王国があります。西洋諸国の南から南東部分に砂漠地帯があります。その東に東方諸国。東洋文化の国々があります。最東端には現実世界の日本に当たる島国、倭があります。日本列島よりは小さい設定です。ユーレシア大陸の気候は緯度と経度により様々。赤道付近は熱帯のジャングルがあります。

北極と南極は現実世界とほぼ同じなのですが、北極は大陸は無く、北極海があります。南極は南極点を中心に南緯70度辺りまで大陸があります。南極大陸は地球を下から見ると円形になっています。

これで地球儀の半分、地球の半面になります。基本的にはこちらの4つの大陸中心に物語が展開していくので、こちらを仮に表側とすると、残りの半面、地球の裏側はどうなっているかというと、ほとんどが海で大陸は少ししかありません。現実世界の太平洋よりもっと広い海がある状態です。裏側の大陸や国もいずれ本編で出てきます。

他の大陸への移動手段ですが、この世界では船より『空間の間』というものが主流に使われています。空間の間については第2話2節でギルが説明していますが、超古代文明の産物の一つです。大きなアーチがあり、そのアーチをくぐるとずっと離れた場所に行くことができるというもの。船を使わなくても一瞬で他の大陸まで行けます。南ユーレシア大陸のダイシャール帝国は全ての大陸と空間の間でつながっています。グラシアーナ大陸、北ユーレシア大陸、ザファード大陸、マルキア大陸。他の大陸に行くにはダイシャール帝国を経由する必要があります。






え?南極大陸はどうなっているのかって?ペンギンがいます。
じゃあ北極は?ホッキョクグマがいます。


ちなみに・・・

GPS機能付き地球儀(序章6節参照)
物語中であまり出てきていませんが、アレルは本編開始時点でGPS機能付き地球儀というものを持っています。古代人の国ナルディアにいた時にもらったもの。普段はポケットに入るくらいの大きさで指で擦ると本来の大きさになります。どこからか古代人の国に流れ着き、記憶喪失でどの大陸のどの国にいたのか全くわからない。そんなアレルに古代人はGPS機能付き地球儀を渡したのです。





というわけで、簡単なものですが地図を作成してみました。
地球儀をくるくると回しながら世界地図を考えるのは楽しかったんですが、改めてよく考えてみたら、普通 地球儀規模で地図作らないですよね・・・
まあでも、世の中は広いので私が知らないだけで他にもいるかもしれませんが。
改めて考えると地図がいらない物語だってたくさんありますし、というかその方が多い、ということにも気づきました。

最終的に国の数が多くなり過ぎるのではないかと指摘を受けそうですが、まあでも現実はもっと多くの国がありますし。
この地球儀規模の地図全てを使って物語を展開させていくのは大変ではないかと指摘を受けそうですが、まあでも現実の世界史も第一次世界大戦・第二次世界大戦は地球規模のものでしたしねえ。
登場人物の数が多くなり過ぎるのではないかと指摘を受けそうですが、登場人物紹介や世界観設定のページをできる限り充実させて、本編でも久しぶりに出てきたキャラや地域はその都度解説するなど、できる限り善処します。プロ作家の大長編のように読者が普通に読んで普通に思い出して把握できるように上手く書ければ良いのですが。

私は私のやり方でやってみようと思います。





リアルに考えたら海流や偏西風の仕組みがおかしくなるんじゃないかというツッコミは無しでお願いします。





戻る