初めての犬連れ旅行、アメリカへ



【出発前】

友人宅に遊びに行く一ヶ月前、「犬と一緒に来て!」???ホントに? 以前から頼まれてはいたけど 本当に連れて行くことになるとは…。

自分の犬ですら飛行機に乗せたことないのに、大丈夫なのかなぁという思いを頭の中でグルグルさせな がら当日を迎えなければなりませんでした。
実際、犬は手元におらず出発前日に来るということになっていて、しなければならない事は飛行機に 乗せていくことが出来るかどうかの確認と、手元に来てからの犬の世話ぐらいです。 犬の詳細がわからないのと、書類などのことも詳しくないので先方にお任せしました。

旅行会社で飛行機のチケットを買ったので旅行会社を通して犬が一緒なのを連絡し、大韓航空へ犬同伴の確認を お願いしてもらいました。
犬を乗せるのは早い者勝ちなんです、何頭も乗せられないから。
一緒に行ける事がわかって、いよいよ大仕事だなぁって実感してきました。

連れて行く子の名前は りく 柴犬 ♂ 1歳。

どんな子なのか心配していたんだけど、これがまたとってもいい子で気が強いということもなく素直な 子なんです。
いやぁ〜、うちにも欲しいくらい。この子を飛行機に乗せていくかと思うと、ちょっと心 が痛みます。

連れて来られた方に書類の説明を受けました。
さほど難しい事もなく当日 動物検疫所 に連れて行くだけです。

今回アメリカ(カリフォルニア州)へ名古屋空港から出発の場合
出国する際に動物検疫所へ「輸出検査申請書」を提出します
予防接種の証明書 獣医師による健康証明書 も必要
事前に動物検疫所と書類の連絡を取り合っておくと当日スムーズになります

入国先ごとで必要な書類、条件が違ってきます

大韓航空では一機に付き一頭、一律39,600円 税別 (2002/6月現在)
体の大きさ、体重、ケージの大きさを聞かれました


【出発当日】

フライトが午前9時半、動物検疫所は7時半からなのでとにかく早く行かなくてはいけません。
ケージの中は新聞紙とタオルを敷いて、水のみを取り付けました。
「りく」を散歩させておトイレを済ませ、餌は抜きで車に乗せて出発!家を6時半に出ました。
7時前には空港に到着して動物検疫所へ直行。
早く着いてしまって待っていると、後から来た職員の方が「着替えるので待っていて下さいね」 と言ってすぐに受け付けてくれました。
書類の確認と犬の健康診断をしてもらい、入国先で分かるように英文で書かれた書類を受け取って、 いよいよ カウンターでスーツケースの荷物とともに「りく」ともさよならです。

大韓航空でマイルをためている為、アメリカに行くには遠回りになりますが韓国で乗り継ぎをして サンフランシスコへ。
犬は乗り継ぎ地の韓国では外に出す事はできません。

サンフランシスコの空港に着いたはいいけど犬ってどこから連れられてくるんだろう?
入国審査を済ませて 荷物を取りにターンテーブルをチェックしていたら、気が付かないうちにケージがカートに乗せられて ぽつんと置かれているじゃありませんか。
どこか別の所で受け取るのかと思っていました。
何だかやつれた感じでしたが、隙間から「りく」を触ってあげると落ち着いたようでした。
後は書類を提出したらOK!関税申告書に動物を所持していることを記入し、チェックを受けました。
犬を連れているので「ドッグフードは?」と聞かれ「持ってません」と答え、更に進むと犬だけ見てくれるのかと 思いきや、日本語で「ドッグフードはありませんか?」と再び聞かれ荷物全部をエックス線に通して犬の書類は返してくれました。
ん?返してもらって良かったのか?こんなに簡単なの?ホントに荷物のひとつなんだなぁ。
「りく」を迎えに来た友人も元気な様子を見て安心していました。

私も友人に犬を預けた事でほっとしましたが、「またあとでねー」ということでレンタカーを借りに行ったのでした。

動物検疫所名古屋港出張所はAM7:30〜PM5:00
渡されたケージが#400と大きく運ぶのに大変でした
餌は食べさせないほうがいいです 気分が悪くなったり、トイレが心配になるからです



Traverのトップへ戻る